醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕働くとは

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  • 何といふ草か知らない
  • つゝましう咲いて
  • 山頭火

藷焼酎の臭気はなか/\とれないが、その臭気をとると、同時に辛味もなくなるさうな、臭ければこそ酔ふのだらうよ。

種田山頭火 行乞記 (一)


長月四日、曇り。

働くとは、身を粉にすること、自分を犠牲にして人に尽くすこと、自分の時間を切り売りすること、なのだと思っていた。その設定を変えよう。

自分が心から楽しいと感じることをして、それに反応した人が喜んでお金を気持ちよく支払えるようにする。喜びを収入というエネルギーに増幅させる。

苦労や努力をお金に換えるのではなく、喜びや愛をお金に膨らませよう。

働くとは、「はた」(他の人)を「らく」(楽)にすることだと、何かの本に書いてあった。それは、自分を犠牲にして他人に尽くすのではないのだ。自分が「楽」でいることが先なのだ。「楽」を膨らませて、「はた」の人も一緒に楽しくなればいいのだ。


6時少し前に起きる。牛乳を飲んで散歩に出かける。

砂浜の変わった石の周りに、水晶がいくつも積み上げられていた。誰かが置いていったのだろうか? 海水でじゃぶじゃぶと洗ってみる。

光明寺へお参りをする。今日からお十夜らしい。お坊さんたちも忙しそうだ。

また砂浜を歩いて帰る。カモメはカモメの、カラスはカラスの、ハトはハトのコロニーができていた。

公式サイトのTwitterカードを設定した。


日記を書いて、


小説を書く。


ロジャー・ハミルトンの『才能は開ける』を読み直し、「赤外線レベル」を抜け出すところから順を追って復習をする。

才能は開ける

才能は開ける

まずは「お金の測定」だ。マネーフォワードで10ヶ月つけ続けてきた生活費を、Excelであらためて一覧にした。


ヒグラシへ行く。日本酒三合と少し(たぶん)、マグロ中落ち、焼き鮭、カレー。奢ってもらって呑み過ぎる。陽気に歌いながら帰る。

白濁(四十七)

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「――なんだけど、どう思う?」

「あ、え? ごめん、なんだっけ」

 もともと美里のマシンガントークにはあんまりついていけなかったのだけれど、相づちくらいはちょうどよく打てるつもりでいたのに、今日ばかりは全然話の内容が頭に入ってこない。まだほとんど操作できていない、新しい携帯のことで頭がいっぱいだったのだ。



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