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醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕イーハトーブ

今日は盛岡へ。昨日の酒が残っていて、ぼーっとしている。東京駅の新幹線ホームで李さんとすれ違ったが、声を掛けられるまで全く気がつかなかった。新幹線は広々としていて快適。いつも降りる新白河や郡山をすっ飛ばして、あっという間に仙台へ。盛岡はそこ…

〔日記〕「このさきやってみたいこと」

雨。凍えながらドラッグストアで買い物をする。銀行でOpenGLAM JAPANの税金の支払いと、自分の税金の支払い。竹翁でカレーうどんを食べたかったが、あいにく開店が11時45分から。それだと、午後の会議にちょっと間に合わない。ぶらぶら歩いて開いている店を…

〔日記〕全体会

ARGの全体会議。朝から関内へ。李さんも香菜さんもふじたさんも欠席で、全体会としては寂しい人数だ。でも、おれが加わったばかりの2014年は、いつもこのくらいの人数でやっていたと思い出す。机も半分しかなかった。

〔日記〕春の気

昨日は思いのほか遊んだので、真面目に一日仕事をすることにする。 掃除、洗濯。昨日買ってみたスカーチョ(ようは丈の長いキュロットスカートだ)を履いてみる。コバカバでお昼。ミートローフのキャロットソースかけ。駅前のスタバでコーヒーを買って、旅す…

〔日記〕新井英一ライブとビトライブ

春が来た 旅の法衣を洗ふ 山頭火 とりあえず大きな仕事が一息ついたので、ゆるゆると仕事をすることにする。合間にFacebookを開いたら、新井英一ライブの日だと気づいた。3月の半ばという修羅場。おそらく行けないだろうと諦めていたから、スケジュールには…

〔日記〕雪が舞う

すっきりと目覚めた。鼻づまりでバキバキに凝った背中をジロウにほぐしてもらう。 須賀川へ。行きの新幹線で大きめの仕事をこなす。 「いげた」でうな丼定食をいただく。とにかくスタミナをつけなくては。空豆色の爪を女将さんに褒められた。須賀川の昼飯処…

〔日記〕座禅をする人

夢の中で、三遊亭の長谷川さんは宮古に棲んでいる。中古の平屋を買い取って、数年前に奥さんと二人で移住をしたそうだ。今日は皆が集まって料理をし、酒宴の準備をする。ジロウと同世代の友人たちは、すっかり六十代、七十代になっている。泊まったホテルは…

〔日記〕誇り

風邪がひどくなっている。鼻が詰まっているせいか、常に喉が渇く。布団のなかでぐだぐだと過ごす。その間に、赤ワイン一本と日本酒300ml瓶一本が空いた。

〔日記〕風邪

昨日の会議を受けて、また5時に起きて資料修正。再度市役所にて打ち合わせ、修正の方向性を決める。風邪気味で寒気が止まらない。 駅にて解散。喫茶ムムムが休みだったので、なつめでビーフカレーを食べる。体調がすぐれないので、まち歩きは断念し、そのま…

〔日記〕英気

5時に起きて温泉と資料作り。アーサーの朝ご飯は美味しい。別府に来ると、食べてばかりいてちっともお腹が空かなくなる。

〔日記〕別府へ向かう

夢の中で、長野は橅の木が自生する原生林である。しかしそれらを切り開くことで、人が共存できる森林となった。草原でバーベキューをしている。草原の端は森である。高層ビルのように、見上げると青空に、苔むした巨大な橅の幹が何本もそびえている。急に森…

〔日記〕14時46分

こんな夢を見た。ARGの合宿で、長野に来ている。湖があるから、たぶん諏訪の辺りなんだろう。新宿からはザッキーとバスでやってきた。 「野原さんたちは20万とか30万だとかで予算のやりくりに苦労しているみたいですけど……」 とザッキーが言う。 「……私はい…

思うように進まないのが仕事である

仕事をしていると、思うように進まないことはよくある。せっかくここまで積み上げてきたのに、「やっぱりこうすることになりました」と言われて、(それって、まるっきり逆方向じゃーん、ちょっと待ってー)と思うこととか。

〔日記〕隣に座るも多生の縁

朝5時に起きて須賀川へ。だいぶ明るくなった。家を出るのが遅くなり、駅までダッシュをする。イクラおにぎりを買って新幹線に乗り込む。いつも宇都宮辺りから混み出してくる。隣の席はサラリーマンだった。

〔日記〕確定申告と成果品

ウィキペディアタウンサミットの会計他、溜まっていた雑事をこなす。洗濯も2回した(半分はジロウが)。税務署に行く途中で生田さんとすれ違う。 確定申告でごった返す税務署は、いろんな人の人生が垣間見えて面白い。

〔日記〕人嫌い

夢の中で、どこかの図書館の人とSkype会議をしている。白衣を着ているから、医療系の図書館なんだろう。新しい取り組みを進めていること、そしてその熱意。「こんな素晴らしいプロジェクトなのに、なぜ進まないのでしょうか」。申し訳ない、それは、おれの手…

〔日記〕京都から福島を経由して鎌倉に帰る

近しい友人があっけないことで死んでしまう夢を見る。確かに五十まで生きた彼の姿を想像するのは難しいと思っていたが、そんなにあっけなく逝くとは思わなかった。涙は出ない。ただ、今日は、彼が生きていた昨日とは違う世界になってしまったのだと思う。

〔日記〕ウィキペディアタウンサミット 2017 京都

悠長な感じで会場入りしたら、「会計係がまだ来ていない」と騒然としていた。それはまあ、そうだろう(申し訳ない)。「ウィキペディアタウンサミット 2017 京都」当日。おれはOpenGLAM JAPANの事務局として、金回り担当で参加する。

〔日記〕時空のねじれ

結構二日酔い。ウィキペディアタウンサミットの準備をする。宿泊用の荷物を抱えて、鎌倉駅の大船軒で中華そばとおにぎり・いなり寿司。横須賀線から銀座線へ乗り換えて日本橋へ。日本図書館協会へ図書館政策セミナー「図書館の指定管理者制について」を聞き…

〔日記〕夢を白紙に戻したそののち

長風呂な性分である。高校生の頃の共同生活で一番辛かったのは、風呂に入ってよい時間が1人20分までだったことだ。 風呂の中では、決まって本を読む。髪を洗いながら考え事をする。恥ずかしい失敗を思い出して、一人で呻いていたりもする。あとは、人生につ…

〔日記〕雨に煙る東京

焼き棄てて 日記の灰の これだけか 山頭火 また日記をつけ始める。実は、新年になって、一月八日からつけ始めていた。だれかの日常生活だなんて、ネットで公開されているところで、どうでもいいものかもしれない。でも、高山なおみさんの日記『日々ごはん』…

〔日記〕アルコールがなくては私の生活はあまりにさびしい

九月十九日 晴、小林町、川辺屋(四〇・中)いかにも秋らしいお天気である、心もかろく身もかろく午前中三時間、駅附近を行乞する、そして十二時の汽車で小林町へ、また二時間行乞。 此宿は探しまはつて探しあてたゞけあつてよかつた、食べものは近来にない…

〔日記〕夜の小町の裏通り

きんぽうげ、 むかしの 友とあるく 山頭火 五月十一日 十二日 十三日 十四日 十五日 酒、酒、酒、酒、酒、……遊びすぎた、安易になりすぎた、友情に甘えすぎた、伊東君の生活を紊したのが、殊に奥さんを悲しませたのは悪かつた、無論、私自身の生活気分はメチ…

〔日記〕 渋谷

雪空、 痒いところを 掻く 山頭火 一月十四日 曇、降りさうで降らない雪模様。しかし、とにかく、炬燵があつて粕汁があつて、そして――。 東京の林君から来信、すぐ返信を書く、お互に年をとりましたね、でもまだ色気がありますね、日暮れて途遠し、そして、…

本を出すということ

曇り日の 重いもの 牽きなやむ 山頭火 一月十二日 曇、陰欝そのものといつたやうな天候だ。 外は雪、内は酒――憂欝を消すものは、いや、融かすものは何か、酒、入浴、談笑、散歩、等、等、私にあつては。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 「小説家の卵の」 「小…

〔日記〕 故郷は遠く、遠い。ただ草津を歩くことにする。

一月十一日 曇つて晴れる、雪の後のなごやかさ。 あんまり寒いから一杯ひつかける、流行感冒にでもかゝつてはつまらないから、といふのはやつぱり嘘だ、酒好きは何のかのといつては飲む、まあ、飲める間に飲んでおくがよからう、飲みたくても飲めない時節が…

草津町には「温泉図書館」がある。

一月八日 朝のうちはうらゝかな晴れだつたが、午後は曇つた。 米を買つた、一升拾六銭だ、米はほんたうに安い、安すぎる、粒々辛苦、そして損々不足などゝ考へざるをえないではないか。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 草津の町にはしんしんと雪が降っていた…

〔日記〕 サイン

ま夜中、 熱いものを すゝる 山頭火 一月六日 雨、何といふ薄気味の悪い暖ヌクさだらう、そして何といふ陰欝な空模様だらう。 次郎さんに手紙を書いた、――その心中を察して余りある事、感傷的になつては詰らない事、気持転換策として禅の本を読まれたい事、…

〔日記〕此岸

灯が一つあつて 別れてゆく 山頭火 一月五日 霧が深い、そしてナマ温かい、だん/\晴れた。 朝湯へはいる、私に許された唯一の贅沢だ、日本人は入浴好きだが、それは保健のためでもあり、享楽でもある、殊に朝湯は趣味である、三銭の報償としては、入浴は私…

〔日記〕 「素顔美人を目指しているんですか?」

一月四日 曇、時雨、市中へ、泥濘の感覚! やうやく平静をとりもどした、誰も来ない一人の一日だつた。 米と塩――それだけ与へられたら十分だ、水だけは飲まうと思へば、いつだつて飲めるのだが。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 ジロウ(ダンナ)と出かける準…

お互い「安定した仕事を辞める」ところから始まった新婚生活

一月三日 うらゝか、幸福を感じる日、生きてゐるよろこび、死なゝいよろこび。 当座の感想を書きつけておく。―― 恩は着なければならないが、恩に着せてはならない、恩を着せられてはやりきれない。 親しまれるのはうれしいが、憐れまれてはみじめだ。 種田山…

「編集者になれ」ってそう簡単に言うけどさ

酔へばけふも あんたの事 山頭火 2015年最後の入日 一月二日 曇后晴、風、人、――お正月らしい場景となつた。 暁、火事があつた、裏の窓からよく見えた、私は善い意味での、我不関焉で、火事といふものを鑑賞した(罹災者に対してはほんたうにすまないと思ひ…

〔日記〕 ブルースを唄わせてくれという名のブルース

一月一日 雨、可なり寒い。いつもより早く起きて、お雑煮、数の子で一本、めでたい気分になつて、Sのところへ行き、年始状を受取る、一年一度の年始状といふものは無用ぢやない、断然有用だと思ふ。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 久しぶりのライブに備えて…

〔日記〕 死にたくなったら、図書館か古本屋か立ち飲み屋においで。

十二月卅一日 曇つて寒い、暮れてからは雨になつた、今年もおしまひだ。 見切の白足袋一足十銭、水仙一本弐銭、そして酒一升一円也、――これで私の正月支度は出来た、さあ正月よ、やつてこい! 種田山頭火 行乞記 三八九日記 大野隆司氏の絵葉書をいただいた…

〔日記〕 天使が堕ちていく話

鐘が鳴る 師走の鐘が 鳴りわたる 山頭火 十二月卅日 風は冷たいけれど上々吉のお天気、さすがに師走らしい。 私は刻々私らしくなりつゝある、私の生活も日々私の生活らしくなりつゝある、何にしてもうれしい事だ、私もこんどこそはルンペンの足を洗ふことが…

〔日記〕 戦場へ赴く人

誰もが 忙しがつてる 寒月があつた 山頭火 十二月廿九日 晴、紺屋町から春日駅へ、小春日和の温かさ。 ルンペンは一夜の契約だが、今の私は来年の十五日までは、こゝにゐることが出来る、米と炭と数の子と水仙と白足袋とを買つたら、それこそおめでたいお正…

酒場で酔い痴れた女

酔へば人が なつかしうなつて 出てゆく 山頭火 十二月廿八日 曇、雨、どしや降り、春日へ、そして熊本へ。もう三八九日記としてもよいだらうと思ふ、水が一すぢに流れるやうに、私の生活もしづかにしめやかになつたから。―― 種田山頭火 行乞記 三八九日記 呑…

ライターの顔

十二月廿七日 晴、もつたいないほどの安息所だ、この部屋は。 ハガキ四十枚、封書六つ、それを書くだけで、昨日と今日とが過ぎてしまつた、それでよいのか、許していたゞきませう。 種田山頭火 行乞記 (一) ライターを始めた最初の頃の仕事は、あらゆる品…

〔日記〕レモンサワーの燿き

十二月廿六日 晴、しづかな時間が流れる、独居自炊、いゝね。寒い、寒い、忙しい、忙しい――我不関焉! 種田山頭火 行乞記 (一) 2015年のいちばん夜が長い日は、なぜか彼方此方から注意喚起やお叱りやトラブル対応依頼ばかり届く一日だった。誤ったり改善案…

〔日記〕 盲信

九月九日 晴。さびしさにたへきれないので一洵居を訪ふ、それから布佐女を訪ふ。 それからが悪かつた、ぼろ/″\だつた、どろ/″\だつた。…… 種田山頭火 一草庵日記 平成二十七年の九月九日は雨である。台風が近づいているらしい。尊敬することと、盲信する…

〔日記〕 過去

九月八日 曇―晴。うつ/\として自己検討。 ――どこへ行く、何をする、どうしようといふのだ、どうしなければならないのか、どうせずにはゐられないのか、――飽くまで徹底検討せよ。 種田山頭火 一草庵日記 中学の同級生から飲み会の誘いがあったかと思えば、…

なぜ完璧なスケジュールを立てても、そのとおりにできないのか

スケジュールを立てるのは好きなのだが、なかなかうまくいかない。完璧なスケジュールを立ててみる。この通り進めば、楽勝で仕事は終わるとわかっている。でも、できない。特に、最初の予定が崩れ始めると、とたんに嫌になって放り出してしまう。わかっちゃ…

図書館職員から転身、フリーランス八ヶ月目を向かえて思うことなど

毎朝、目が覚めると真っ先に、半ペラの原稿用紙を三枚、なんでもいいからとにかく埋めるという、瞑想的なことをやっていた。瓶底みたいな分厚いメガネを掛け、寝間着のままで。六畳一間のアパートは、二人分の布団を敷くと他に足の踏み場もないので、自分の…

〔日記〕 河

九月一日 朝の汽車でいつしよに戻る、そして河へ飛びこんで泳いだ、かうでもしなければ、心身のおきどころがないのだ、午後また泳いだ、六根清浄、六根清浄。 二百十日、大震災記念日、昨日の今日だ、つゝましく生活しよう。 今日も夕立がきた、降れ降れ、流…

〔日記〕 旅の終わりと、岩牡蠣

八月三日 風、雨、しみじみ話す、のびのびと飲む、ゆうゆうと読む(六年ぶりたづねきた伯母の家、妹の家だ!)。 *1 旅の多い日々が続いている。ちょうど、「旅する暮らし」というエッセイを書くために、山頭火や西行の本を幾つか図書館から借りていていた。…

〔日記〕 鬱になる体質

がらになく真面目に仕事をし過ぎたようで、草臥れた身体と精神に、風邪とプチ鬱が同時にやってきた。「メール見るのやだよー、仕事なんてしたくないよー、やんなっちゃったよー、もう生きていたくなぁい、死んじゃいたぁい」と酔っ払ってぐちぐち言っていた…

十月某日

図書館で勤務後、自宅で少し仕事をする。ジロウ(ダンナ)が呑みに行きたくてうずうずしているので、一緒に出掛けることにする。酒場で出逢った二人は、やたらアルコール消費量の多いフーフである。「あさつき」で日本酒、いさきの刺身。ブリの刺身はおまけ…

本当にやりたいことは、余暇に後回しにしちゃいけない。

「海明ちゃん、最近は何の仕事してるんだっけ?」 と訊かれると、どう答えたらいいか悩む。 「うーん、四足くらいワラジ履いてる」 「えっ? どんな」 「えーと、とりあえず図書館はまだ続けてるよ。大学図書館から公共図書館に移ったけど」 「それから?」 …

非正規にはできない仕事をする為、正社員になる...のではなく、新しい働き方を始める。

どうやら日本の企業というのは、大学を卒業した直後でないと「新卒」として雇ってくれないらしい、バイト経験しかなくても、ひとたび大学を卒業してしまえば「中途採用」扱いになってしまうらしい......ということを知ったのは、大学三年になってからだった…

他人の日記を読むよろこび。

他人の日記を読むのは面白い。人の日常を覗き見している後ろめたさみたいなものが少しと、ちいさく笑っちゃうようなくすぐったさがある。放浪記(初出)作者: 林芙美子発売日: 2012/10/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る林芙美子の放浪記は、…