醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

B:おすすめの本-未知の世界を旅する

未知の世界を旅したくなったら読む本

未知の世界を旅したくなったら読む本をまとめました。未来と過去、架空と幻想。現実と離れた世界が描かれているのに、読み進めていくうちにいつのまにか、こちらがその世界の住人になっているような気がしてくるから不思議です。

〔書評〕『星を継ぐもの』月で発見された宇宙飛行士の死体は、五万年前のものだった……?

冒頭部分の描写はまだるっこしさを感じてしまうが、我慢して読み進めていくと、あるところからグッと引き込まれるのを感じるだろう。謎が謎を呼び、ひとつ謎が解けるたびにさらに謎が増えていく。

〔書評〕 杉浦日向子『百日紅』~ 葛飾北斎に娘の応為、渓斎英泉が愛しくてたまらなくなる傑作

散っても散っても尽きずに咲き続ける紅い花。作者の杉浦日向子は、この花に北斎の画才を連想した。

〔書評〕『最終兵器彼女』かわいい彼女が世界最強の兵器だったら。

まだ17才。 そこに描かれた性描写は衝撃的で、わー、すごーく、エローい!と思いながら読んでいたけれど、あれからさらに17年が経ち、あの頃と倍の年齢になった私が今改めて読み返すと、とてもとても可愛らしい。 もっとおおっぴらな「ふゆみ先輩」もそのダ…

〔書評〕長野まゆみ『鉱石倶楽部』~ 口で味わいたくなる鉱物図鑑

図書館で見つけたその本は、一見は鉱石図鑑のようだった。石の写真があまりに美しかったので手に取ったのだが、解説文を読んでみると、どうもおかしい。

〔書評〕五木寛之『親鸞』~ 南無阿弥陀仏とは阿弥陀さまからの問いかけへの返事

人間臭さを感じさせる親鸞。五木寛之の『親鸞』は三部からなる長編小説だ。第一部には、貴族の子として育った八歳から、親鸞と名乗るようになり、越後へ流されるまでが描かれる。 「南無阿弥陀仏と念仏を唱えれば誰でも極楽浄土へ行ける」と教える法然の弟子…