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すごく苦手なことがある。 それは、スケジュールを入れることと、電話やメールに即レスすることだ。 苦手だからこそ、仕事でやらざるをえなかったときには必死でやっていたのだけれど、仕事を辞めた今となっては、どちらも全くやっていない。 Googleカレンダ…
生活費を稼ぐために仕事をしていたとき、私は仕事人としての私を演じなければならなかった。 その仕事はずっと憧れていたもので、好きなことで生活費を稼げるならありがたいと思おうとしていたけれど、「野原海明」という人格のまま働くことはできなかった。
図書館職員を辞めて公共施設のコンサルタントになったとき、親しい友人が 「あんた、自分にしか興味がないのに公共の仕事なんてできるんかいな」 と言った。 それは、すっごい図星で、返す言葉は何にもなかった。 公共サービスの仕事をしながらも、その言葉…
仕事と、芝居。 両方始めたからには両立させようともがいていた。 万が一両方はダメでも、どちらか片方だけは続けたいと。 でも結局ウツになって、仕事はできるような状態じゃなくなって、 かといって 芝居だけに集中しようとしても、 結局はあれもこれもと…
33才にして、演技の経験も無いのに劇団に入り、 「いやぁ、私はいつまで自分探しをしてるんだろう」と思ったのだ。 そのことを何かで書いたら、演出家がそれを読んで私の役柄(未亡人のお嬢様)に 「自分探しを続けるお嬢様」という設定を書き加えた(脚本そ…
大学を卒業して図書館司書になった。 図書館の窓口業務や配架業務を委託請負している会社の契約社員という立場になる。 定められた仕様書の範囲内のルーティンワークだ。 小中高と万年図書委員だったから、今までやってきた好きなことでお金がもらえるという…
小説を書いて生きていこうと思っていたのに、 「小説を書くことはお金にならない」 と思い込んでいた。 もし小説がお金になるとしたら、それは、 新人賞を取ったりベストセラーになったりしてから。 それまでは小説は仕事にならない(小説で生活費は稼げない…
お金に対する思い込みって、親の影響を強く受けている。 私を産むときに仕事を辞めた母さんは、離婚したら生活費がなくなるってずっと思ってた。 それで結局、死ぬまで離婚を踏み切れなかった。 母さんは私にこう言った。 「手に職をつけるんだよ」 「結婚し…
「小説を書いて生きていけるなら、カラダを売ったって、ホームレスになったってかまわない」 と思っていた。 それは、断固として就職活動をせず、 ただ書くことに人生を捧げようとした大学時代の私の熱い決意ではあったけれど、 結局のところ、 「小説を書く…
大学3年だと自己紹介をすると、 「あら、就職活動、大変ね」 と言われる。 大学3年になったら、就職活動をするのがあたりまえみたいに。 なんだかすごく腹が立った。
尾瀬高等学校自然環境科という、へんな高校を卒業した。 日本で初めて、環境教育の専門学科をつくってしまったという、クレイジーな高校だ。 そのまま環境保護の道に進むものと思っていたけれど、卒業研究をやってみて、自分には理系の研究や調査が向いてい…
「いい成績」をとって、「いい学校」に進学して、 いざ「いい会社」に就職しようとしたときに、 それまでは頑張って「いい成績」を取れば評価されていたのに、 どれだけ頑張っても認められないことがあると知る。
保育園のころ、「べんきょう」することに憧れていたんだ。 いらなくなったカレンダーの裏紙をもらってノートをつくったよ。 表紙に「べんきょう」と書きたかったんだけど、習い始めたばかりのひらがなにはちいさい「ゃ」「ゅ」「ょ」があることを知らなかっ…