読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

お互い「安定した仕事を辞める」ところから始まった新婚生活

一月三日 うらゝか、幸福を感じる日、生きてゐるよろこび、死なゝいよろこび。 当座の感想を書きつけておく。―― 恩は着なければならないが、恩に着せてはならない、恩を着せられてはやりきれない。 親しまれるのはうれしいが、憐れまれてはみじめだ。 種田山…

「編集者になれ」ってそう簡単に言うけどさ

酔へばけふも あんたの事 山頭火 2015年最後の入日 一月二日 曇后晴、風、人、――お正月らしい場景となつた。 暁、火事があつた、裏の窓からよく見えた、私は善い意味での、我不関焉で、火事といふものを鑑賞した(罹災者に対してはほんたうにすまないと思ひ…

〔日記〕 ブルースを唄わせてくれという名のブルース

一月一日 雨、可なり寒い。いつもより早く起きて、お雑煮、数の子で一本、めでたい気分になつて、Sのところへ行き、年始状を受取る、一年一度の年始状といふものは無用ぢやない、断然有用だと思ふ。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 久しぶりのライブに備えて…

〔日記〕 死にたくなったら、図書館か古本屋か立ち飲み屋においで。

十二月卅一日 曇つて寒い、暮れてからは雨になつた、今年もおしまひだ。 見切の白足袋一足十銭、水仙一本弐銭、そして酒一升一円也、――これで私の正月支度は出来た、さあ正月よ、やつてこい! 種田山頭火 行乞記 三八九日記 大野隆司氏の絵葉書をいただいた…

〔日記〕 天使が堕ちていく話

鐘が鳴る 師走の鐘が 鳴りわたる 山頭火 十二月卅日 風は冷たいけれど上々吉のお天気、さすがに師走らしい。 私は刻々私らしくなりつゝある、私の生活も日々私の生活らしくなりつゝある、何にしてもうれしい事だ、私もこんどこそはルンペンの足を洗ふことが…

〔日記〕 戦場へ赴く人

誰もが 忙しがつてる 寒月があつた 山頭火 十二月廿九日 晴、紺屋町から春日駅へ、小春日和の温かさ。 ルンペンは一夜の契約だが、今の私は来年の十五日までは、こゝにゐることが出来る、米と炭と数の子と水仙と白足袋とを買つたら、それこそおめでたいお正…

酒場で酔い痴れた女

酔へば人が なつかしうなつて 出てゆく 山頭火 十二月廿八日 曇、雨、どしや降り、春日へ、そして熊本へ。もう三八九日記としてもよいだらうと思ふ、水が一すぢに流れるやうに、私の生活もしづかにしめやかになつたから。―― 種田山頭火 行乞記 三八九日記 呑…

ライターの顔

十二月廿七日 晴、もつたいないほどの安息所だ、この部屋は。 ハガキ四十枚、封書六つ、それを書くだけで、昨日と今日とが過ぎてしまつた、それでよいのか、許していたゞきませう。 種田山頭火 行乞記 (一) ライターを始めた最初の頃の仕事は、あらゆる品…

〔日記〕レモンサワーの燿き

十二月廿六日 晴、しづかな時間が流れる、独居自炊、いゝね。寒い、寒い、忙しい、忙しい――我不関焉! 種田山頭火 行乞記 (一) 2015年のいちばん夜が長い日は、なぜか彼方此方から注意喚起やお叱りやトラブル対応依頼ばかり届く一日だった。誤ったり改善案…

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(4)

講義7■高尾戸美(合同会社マーブルワークショップ/一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会)展示を活用する-サイエンスコミュニケーターの視点から- サイエンスコミュニケ―ションとは? 科学・工学・技術が関係するコミュニケーション。「科学…

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(3)

講義4■木村浩(筑波大学)展示とデザイン 日本で最初の公営の博物館は、東京国立博物館(東博)。その東博が定めるところでは、日本で最初に行われた博覧会は、1872(明治5)年3月に湯島聖堂で開催された陳列会。ウィーンの万博に出展するものを選べるための…

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(2)

講義まとめの続きです。毎回企画展を考えるのは大変。予算的にも大きな負担になる。そこで、東京学芸大学の学生らによって、手軽に巡回展のできる小さなユニットの展示を制作している。

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(1)

日本展示学会の「展示論講座」に参加してきました。会場は東京国立博物館の黒田記念館。参加者は、お話できた中では北は秋田県から南は宮崎県まで。博物館・美術館の学芸員だけでなく、水族館の学芸員や図書館司書も参加されていました。講義中に取っていた…

〔日記〕 盲信

九月九日 晴。さびしさにたへきれないので一洵居を訪ふ、それから布佐女を訪ふ。 それからが悪かつた、ぼろ/″\だつた、どろ/″\だつた。…… 種田山頭火 一草庵日記 平成二十七年の九月九日は雨である。台風が近づいているらしい。尊敬することと、盲信する…

〔日記〕 過去

九月八日 曇―晴。うつ/\として自己検討。 ――どこへ行く、何をする、どうしようといふのだ、どうしなければならないのか、どうせずにはゐられないのか、――飽くまで徹底検討せよ。 種田山頭火 一草庵日記 中学の同級生から飲み会の誘いがあったかと思えば、…

南無阿弥陀仏とは、「はい? 阿弥陀さま」という返事だったのか ― 五木寛之『親鸞』

人間臭さを感じさせる親鸞。五木寛之の『親鸞』は三部からなる長編小説だ。第一部には、貴族の子として育った八歳から、親鸞と名乗るようになり、越後へ流されるまでが描かれる。 「南無阿弥陀仏と念仏を唱えれば誰でも極楽浄土へ行ける」と教える法然の弟子…

委託業務から得たノウハウは還元すべきもの……か?

アウトソーシングの会議を隣で聞いていた。「アウトソーシングの業務を受けて得た気づきを、受注している会社にフィードバックすること」。なるほど、外部委託というのは、ただ仕事をお願いするだけじゃなくて、働く上で得たノウハウを共有してもらう必要が…

なぜ完璧なスケジュールを立てても、そのとおりにできないのか

スケジュールを立てるのは好きなのだが、なかなかうまくいかない。完璧なスケジュールを立ててみる。この通り進めば、楽勝で仕事は終わるとわかっている。でも、できない。特に、最初の予定が崩れ始めると、とたんに嫌になって放り出してしまう。わかっちゃ…

図書館職員から転身、フリーランス八ヶ月目を向かえて思うことなど

毎朝、目が覚めると真っ先に、半ペラの原稿用紙を三枚、なんでもいいからとにかく埋めるという、瞑想的なことをやっていた。瓶底みたいな分厚いメガネを掛け、寝間着のままで。六畳一間のアパートは、二人分の布団を敷くと他に足の踏み場もないので、自分の…

〔日記〕 河

九月一日 朝の汽車でいつしよに戻る、そして河へ飛びこんで泳いだ、かうでもしなければ、心身のおきどころがないのだ、午後また泳いだ、六根清浄、六根清浄。 二百十日、大震災記念日、昨日の今日だ、つゝましく生活しよう。 今日も夕立がきた、降れ降れ、流…

〔日記〕 旅の終わりと、岩牡蠣

八月三日 風、雨、しみじみ話す、のびのびと飲む、ゆうゆうと読む(六年ぶりたづねきた伯母の家、妹の家だ!)。 *1 旅の多い日々が続いている。ちょうど、「旅する暮らし」というエッセイを書くために、山頭火や西行の本を幾つか図書館から借りていていた。…

〔小説〕 ざまみ(一)

待ち合わせの辺鄙な港で、あたしと同じように大きな荷物を抱えて立っていた人を、初めは留年を続けたうらぶれた学生かと思ったのだ。よく日に焼けた腕が薄汚れたティーシャツからのびている。無精ひげに長い髪。歳を訊いたら、三十九だとかいうから驚いた。…

「幸せになるため」なんかじゃない。一緒に人生を冒険すると面白そうだから、結婚しましょ。

鎌倉に越してきて、一番最初にできた友達がミネくんだった。2009年の8月に鎌倉に越して、ミネくんが当時勤めていた美容室に始めて行った2010年6月までは、一人も顔なじみがいなかったのだ。そしてその頃、まだおれは野原海明じゃなかった。鎌倉でおれの古い…

「女」に「家」と書いて、嫁。

結婚式続きの週末だった。 「披露パーティーとか、おれたちもする?」 とジロウが訊く。いや、でも「両家のなんとか」とか、「親族一同」とかをやらなくちゃいけないのなら、それはいやだなぁと思う。おれは自分の家や親から逃れるために、籍を入れたのだか…

〔日記〕 鬱になる体質

がらになく真面目に仕事をし過ぎたようで、草臥れた身体と精神に、風邪とプチ鬱が同時にやってきた。「メール見るのやだよー、仕事なんてしたくないよー、やんなっちゃったよー、もう生きていたくなぁい、死んじゃいたぁい」と酔っ払ってぐちぐち言っていた…

十月某日

図書館で勤務後、自宅で少し仕事をする。ジロウ(ダンナ)が呑みに行きたくてうずうずしているので、一緒に出掛けることにする。酒場で出逢った二人は、やたらアルコール消費量の多いフーフである。「あさつき」で日本酒、いさきの刺身。ブリの刺身はおまけ…

満員電車から逃れた先にある未来の働き方とは ~ 「ワーク・シフト ―孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>」

今の人生に何が不満か?と訊かれたのは三年前のこと。いや特に不満なんてないけど、しいて言えば「満員電車で通勤すること」くらいかな、と答えた。朝の満員電車。これから会社に向かう人の顔を見るのが、おれは苦手だった。電車のドアが開くと、みんなレー…

〔小説〕じゃらん、じゃらん。(三)

初回の話 〔小説〕じゃらん、じゃらん。(一) 前回の話 〔小説〕じゃらん、じゃらん。(二)二人で並んで、若宮大路を海に向かって歩いた。もう秋の風が吹き始めているのに、地元のおじさまたちは皆、ハーフパンツにビーチサンダルだ。ジーンズ姿に革靴で、…

〔小説〕じゃらん、じゃらん。(二)

※前回の話 〔小説〕じゃらん、じゃらん。(一) 最初に引っ越すつもりだったのは高円寺あたりだった。小さな古びたアパートがごみごみとある感じと、中央線が高架を、まるで海の上を渡るように走るところに憧れていたのだ。そしていつか、今の仕事を辞めたな…

〔小説〕じゃらん、じゃらん。(一)

じゃらん、じゃらんと、鈴の音がする。布団の中で目を閉じたまま耳を澄ます。あれは通りを征くお坊さまの鳴らす音だろうか。鈴の音は、眠りに吸い取られるように夢に溶けてゆく。 昔旅をしたマレーシア。その土地では「散歩」のことを、「じゃらんじゃらん」…

本当にやりたいことは、余暇に後回しにしちゃいけない。

「海明ちゃん、最近は何の仕事してるんだっけ?」 と訊かれると、どう答えたらいいか悩む。 「うーん、四足くらいワラジ履いてる」 「えっ? どんな」 「えーと、とりあえず図書館はまだ続けてるよ。大学図書館から公共図書館に移ったけど」 「それから?」 …

非正規にはできない仕事をする為、正社員になる...のではなく、新しい働き方を始める。

どうやら日本の企業というのは、大学を卒業した直後でないと「新卒」として雇ってくれないらしい、バイト経験しかなくても、ひとたび大学を卒業してしまえば「中途採用」扱いになってしまうらしい......ということを知ったのは、大学三年になってからだった…

楽なことだけ仕事にしている人生は退屈だ

おれに本当にそんな仕事ができるんだろうか......と、暗澹たる気持ちで身支度をする。これまでの仕事があまりに楽すぎたのだ。楽の上にあぐらをかいていれば定期的に収入が得られたものを。でも、それでは生きている時間の殆どが暇潰しになってしまう。「ち…

他人の日記を読むよろこび。

他人の日記を読むのは面白い。人の日常を覗き見している後ろめたさみたいなものが少しと、ちいさく笑っちゃうようなくすぐったさがある。放浪記(初出)作者: 林芙美子発売日: 2012/10/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る林芙美子の放浪記は、…

書く行為はほとんど自慰である。

この四月から五月にかけて新しい仕事をふたつ始めて、休みなしフル稼働でやってきたので、今日はちょっと一息をいれることにした。これからおれの休みは「毎週末に定期的に与えられるもの」ではなく、「自分でいつ休むか決めるもの」に変わる。昨日の朝は身…

〔日記〕 関内へ

世間は祝日最終日。混み出す前に、鎌倉を離れる。 駅のパン屋でサンドイッチを買い、ホームで缶コーヒーを買う。まだ空いている車内で、旅気分の朝食。ARGのオフィスへ。はじめての月例会議。おれはなんだかとんちんかんなことを言ったような気がする。 この…

ヒグラシ文庫開店三周年記念対談「ヒグラシ文庫が歩き出した時」に行ってきました。

鎌倉の立ち呑み屋ヒグラシ文庫が、この四月二十日に三周年を迎えた。記念対談の「ヒグラシ文庫が歩き出した時」におじゃました。登壇者は画家の牧野伊三夫さん、作家の大竹聡さん。司会に編集者の鈴木るみ子さんと、ヒグラシ文庫店主の中原蒼二さん。ヒグラ…

映画「3月11日を生きて」上映@さくらWORKS〈関内〉に行ってきました

青池憲司監督のドキュメンタリー映画「3月11日を生きて」を観にさくらWORKS〈関内〉へ行ってきた。会場では石巻在住の写真家・阿部美津夫氏の作品も展示されていた。主催はアルファデザインとくるくる関内。震災発 | 証言集学校篇『3月11日を生きて』 青池組…

女は歳をとるほど奔放であれ。~ 井口奈己監督「人のセックスを笑うな」

美大生で十九歳の「みるめ」君(松山ケンイチ)が恋をしたのは、三十九歳のユリちゃん(永作博美)。二十歳も年上の、リトグラフの非常勤講師だった。

〔小説〕 亡い人の夢

震災の翌年。脳卒中で搬送された母は意識の戻らないまま集中治療室で二週間を過ごし、そして死んだ。亡くなる日の明け方に見た夢は、いつものように紺絣のもんぺをはき藍染のスカーフを頭に巻いた母が、まるで誰かの見舞いに来たかのようにすたすたと病院の…

情報社会学会「第六回知識共有コミュニティワークショップ (#ksws)」におじゃましてきました。

第六回知識共有コミュニティワークショップのお題は、基本に戻って「知識共有とは何か」をテーマに討議をする会。これなら初心者のおれもついて行けるかも...と、思い切って参加してみました。情報社会学会 -Infosocionomics Society- 国際大学 庄司昌彦先生…

Webマガジンのようなブログサービス「Medium」を始めてみました。

「マガジン航[kɔː]」の仲俣暁生さんがMediumを勧めていたので、さっそく登録してみる。野原海明 — Medium Mediumとはなにか つくったのはBlogger創業者であり、twitterの共同創業者でもあるEvan Williams氏。ブログのようであってブログではない。facebookの…

猪谷千香×岡本真「これからの図書館を考えてみよう」―『つながる図書館』刊行記念トークイベントにおじゃましてきました。

猪谷千香『つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)』刊行記念トークイベント、猪谷千香×岡本真「これからの図書館を考えてみよう」に行ってきました。以下、イベントでお二人が語られたことをまとめます。つながる図書館: コミュニティ…

日一日を丁寧に生きるために(過去記事まとめ 二〇〇六年一月~八月)

これらの記事を書いていた二〇〇六年は新宿区に棲んでいた。大学も三年生になり、東京の暮らしにも慣れてきたが、それでもどうしても抜けない違和感があった。なぜみんな、ドアの閉まりかけた電車に猛スピードで飛び乗ろうとするのか。なぜ、点滅を始めた青…

〔小説〕 ころぶ

豪快に酔っ払ってふらふら帰る道すがら、よろけて膝をついてしまって、わー恥ずかしいと思いながら家に辿り着く。ひとまず炬燵に潜り込んで眠る。深夜に目覚めたら、床や畳やソファーにぺとぺとと血の跡がついていた。今年買ったばかりのズボンは膝小僧が破…

「われわれの館」閉鎖後、図書館司書の求人はどこで探せばいいのか

職場を変えるにしろ変えないにしろ、図書館の求人はよく眺める。自分の仕事の相場がどのくらいか知りたいのだ。少し前まで、図書館の求人を探すなら誰もが知っている「われわれの館」という素晴らしいサイトがあったが、ついに十三年の歴史に幕を降ろしてし…

〔随想〕 ショートヘア

細くてやわらかく、天然パーマなのですぐに絡まる。乾燥しやすく傷みやすいのに、ずぼらなのでろくに手入れをしていない。美容師泣かせの髪をしている。小学生まではずっと髪を伸ばして三つ編みにしていたが、母親に「中学生になってまでそんな長い髪をして…

「役立たず」が「いるだけで迷惑」なヤツのために奔走する 〜 市川春子「宝石の国2」

市川春子「宝石の国」2巻が発売された。宝石の国(2) (アフタヌーンKC)作者: 市川春子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (17件) を見る宝石の国(2)作者: 市川春子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01…

おれたちは好きなことだけをして生きていく(過去記事まとめ 二〇〇五年十二月〜二〇〇六年四月)

まだブログを始めたばかりの、学生の頃に書いていた記事をひっぱりだしてみる。大学二年の冬から三年の春にかけて。周りはみんな、カラスみたいに真っ黒いスーツをまとい始め、おれはその列に入りたくなくてもがいていた。現実は厳しいなんて云わせない ~ …

「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。

「つながる図書館」の刊行記念トークイベントを聴きに、下北沢の不思議な本屋「B&B」におじゃましてきた。つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含…