ひとりぼっちという時間は存在しない
連休だというのに身体が重い。部屋の中を移動するのにも難儀する、と思ったら、やっぱり生理がきた。こんな日はごろごろしているに限る。
図書館から借りてきた本がどっさりと、ビデオ屋さんからレンタルしてきたDVD。一人で過ごすときの予防線だ。
いつから、一人でいることが苦手になったのだろう。あんなに、一人になりたくてたまらなかったのに。兄弟のいない私はひとり遊びが得意だった。その辺に散らばっているもので、いつでも物語を呼びおこせる。遊び道具が何一つなくても、想像の中でいつまでも遊んでいられたのに。
今、一人の時間を持て余す。湯船に浸かる何分かの空白が耐えられずに、本を持ち込んだりする。
空白は、自分に向き合うこと。一人でいるということは、「自分」と一緒にいるということ。私は、自分を直視するのが怖いのかもしれない。