醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

卵のたたかい

シナリオ創作の授業をとっている。向田邦子作品がお手本、というところに惹かれた。しかし、シナリオなどどいうものはこのかた書いたことがない。お互いの創作をグループで批評しあうのだが、「ト書きが長過ぎです」「あなたのト書きはシナリオじゃなくて小説になっているのよ」と注意されてしまう。

そういえば自分が書くことを意識して脚本を読んだ事はない。かたや班員のみなさんは、シナリオ教室に通っていたり、既にシナリオの公募に挑戦している方々である。物書きの卵であることは同じだとは言え、これでは批評のし合いでなく、批評されっぱなしで終わってしまう。もっと脚本を読まなくてはと思い、本屋を徘徊してみる。

あ・うん―向田邦子シナリオ集〈1〉 (岩波現代文庫)

あ・うん―向田邦子シナリオ集〈1〉 (岩波現代文庫)