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醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

「したいこと」は「しなくちゃいけないこと」よりずっと大事だ

夢をかなえる人の手帳術

夢をかなえる人の手帳術

  • 作者: 藤沢優月
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2003/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 18回
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この本に出逢ったのは大学受験の勉強をしていた頃だった。

しなくてはいけないことと、したいこと。それまでの人生、私は「しなくてはいけないこと」を最優先にしないといけないのだと思っていた。高校に行き大学に行き、宿題やテストや受験勉強をすること。「したいこと」は、「しなくてはいけないこと」を済ませてから初めて出来るお楽しみのようなものだと思っていた。

でも、ちがう。「しなくてはいけないこと」を何のためにしているのか、考えれば答えは自ずから出てくる。しなくてはいけないこと。それは本当にしなくてはいけないことなのか? 周りがそうしているから、自分もやっているだけではないのか。そうしていれば安心だと、思っているからやっているだけではないのか。

いい学校へ進学して、いい会社へ就職して、いい給料をもらって。それは誰かにとっては名誉なことであっても、私にとっての幸せではない。

「したいこと」を最優先させてもいいんだ。初めてそれに気づかせてくれたのがこの本だった。

今年、この『夢をかなえる人の手帳術』の最新版が出版された。

夢をかなえる人の手帳術 最新版

夢をかなえる人の手帳術 最新版

内容の大部分は、以前に出版されたものと大差ない。ただ、新たに付け足された最後の章を読んで、また発見があった。

夢が叶ったから幸せになれるんじゃない。今を幸せに生きるから、夢が叶うんだ。

夢だけを目指して、がむしゃらに生きて、今の時間を粗末にしていては余計に夢は遠のいていく。小さな一瞬一瞬の積み重ねが、自分をゆきたい場所へと運んでくれる。

そして読み返してみて気づいたのだが、先日情熱大陸に出ていた辻信一さんの文章を引用している箇所があった。思わぬところで偶然は繋がっている。