第二回かまどく
へろへろで、夕方まで寝ている。起き出してシャワーを浴びて、紅茶を淹れる。
第二回かまくら読書会(通称かまどく)へ出かける。読書会、という響きは感慨深い。大学3年の頃、そんなサークルのようなものをたちあげた(結局忙しさにかまけてしまいリタイアしてしまったのだけれど)。当時の読書会のメンバーは、第二文学部、文学・言語系演習の仲間たちだった。夏目漱石を中心に日本近代文学の研究をされている先生が顧問についてくださった。第二文学部には5つの専修がある。おれは表現・芸術系専修に籍を置いていた。芸術分野周辺をふらふらしていたおれにとっては、みっちり文学について学んできた学生との対外試合、という気分でもあった。読書会は、演習の形式をそのまま受け継いだものになった。
題材となる小説をひとつ、持ち回りで決める。同じ小説を全員がじっくり読んでくる。題材を決めた本人が口切り役として、お題を立てて論じる。質疑応答の後、論戦。文学を学問するとは、バトルである、かもしれない。
当時の読書会の様子を書いたブログが出てきたのでご紹介。上田秋成「浅茅が宿」(雨月物語) - 待宵草子|野原海明のブログ
第二回かまどくはここまでハードなものじゃなくて、ブックトークに近い感じ。発案・司会は、図書館司書のケイコちゃん。自分のおすすめの本を持ち寄って、制限時間内に紹介し合う。オナリカフェの大きなテーブルに、近隣に住むみんなが一押しの本を持って集合。
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自分も好き!という本が紹介されると熱くなる。そうそう、ここがいいんだよね!の嵐。おなじみの顔も多いけれど、はじめましてのひともちらほら。いろんなイベントを通して、鎌倉の人と人は繋がっていく。ただお店で顔を合わせるよりも、もっと親しみやすく。
解散後、ヒグラシ文庫へ。日本酒と塩辛。デポで友人と合流。生ビール、ハイボール、インド風のおつまみ。ひよこ豆のサラダ、カレーとチャパティなど。