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醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕時空のねじれ

結構二日酔い。ウィキペディアタウンサミットの準備をする。宿泊用の荷物を抱えて、鎌倉駅大船軒で中華そばとおにぎり・いなり寿司。横須賀線から銀座線へ乗り換えて日本橋へ。日本図書館協会へ図書館政策セミナー「図書館の指定管理者制について」を聞きに行く。

途中、大きな橋を渡る。江戸時代との風景がシンクロする。霧が立ち昇るように、ゆるゆると川を滑る渡し船の姿が見えるような気がした。江戸前寿司と柳。立ち寄りたい飲み屋をいくつか発見したが、後ろ髪を引かれながら京都へ向かう。

此宿は便利のよい点では第一等だ、前は魚屋、隣は煙草屋、そして酒屋はついそこだ、しかも安くて良い酒だ、地獄と極楽とのチヤンポンだ。
一年中の好季節となつた、落ちついて働きたい!

[種田山頭火 行乞記 (二)一九三一(昭和六)年]

新幹線の中で仕事をしようと思ったが、爆睡。ほんと、落ち着いて働きたいぜ。
京都駅は斬新だ。高校三年生のとき、京都精華大学AO入試を受けに来て以来だ。そのときは群馬から夜行バスで、朝早くに京都駅について、トイレで顔を洗っていた。京都駅といえば、顔を洗った思い出がもれなくついてくる。

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駅を出ると京都タワーが出迎える。東女は思わず写真を撮る。
人混みに混ざって烏丸通りを歩く。歩いているのはほとんど中国からの観光客だ。東本願寺を通り抱えると、突然時代が変わる。平安の闇。京都には暗闇がまだ残っている。羅生門の幻。百鬼夜行の気配。辻と辻がいくつもの次元を結ぶ。三日月が御影堂を照らす。

岡本と合流。呑みに出かける。赤垣屋は満席で入れず。どこもとても混んでいる。「よしみ」でお腹をふくらませて、日本酒barあさくらへ。鍵屋荘に泊まる