醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕人嫌い

夢の中で、どこかの図書館の人とSkype会議をしている。白衣を着ているから医療系の図書館なんだろう。新しい取り組みを進めていること、そしてその熱意を語っている。「こんな素晴らしいプロジェクトなのに、なぜ進まないのでしょうか」。申し訳ない、それは、おれの手が回っていないから……と、口が裂けても言えないと思いつつ、目が覚める。

ルンペンのよいところは自由! 主観的にも客観的にも。――失職コツクと枯草に寝ころんで語つた!

[種田山頭火 行乞記 (二)一九三一(昭和六)年]

あらかじめ入れていた休み。背中はバキバキに凝っていて、寝返りを打つのでさえ苦痛でだ。「ワインに最も合わないつまみ」だと言われるスルメのゲソで赤ワインをいただく。家で呑むときは日本酒よりもワインのほうが多い。いやむしろ、ワインは酒だと思っていないのかもしれない。体中の血を入れ替えるかのように流し込む。腹が痛いわけではないがよく下る。数分おきにトイレと布団とを往復する。

19時頃、ようやく床から出て風呂に入る。髪を洗いながら、好きな人と嫌いな人とについて考える。好きになるのも嫌いになるのも、どちらもこちらの勝手な感想なので、どんなに嫌なヤツであっても、相手が悪いわけではない。その人の中に自分を投影していて、自己嫌悪しているだけなんだろう。人が好きかと聞かれたら、嫌いだと答える。好きだと思える人はほんのわずかだ。でも、嫌いな人はそれはそれで面白いし、そのどちらでもない人も、いてくれるだけで嬉しいと思う。

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手ぶらで釈迦へ行って日本酒2合、豚バラ肉のモロッコ風と、マヨラー考案の新タマネギのチーズマヨ焼き。ヒグラシ文庫へ移動して日本酒1合とゆで塩豚をいただく。