醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕朝食

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  • よろこびの
  • 旗をふる
  • 背なの
  • 児もふる
  • 山頭火

メールの山を処理する。ようやく受信ボックスが空となる。雨。部屋に洗濯物を干す。

腹の中がわだかまっている感じ。出張が続くと食べ過ぎる。普段朝食なぞ食べないのに、ホテルに泊まると必ず朝食付きにするからだ。11時に朝食のような昼食のようなものをがっつりと食べるのが常だが、旅先ではその時間に食事を採れることはまれである。腹が空くと気が短くなる。腹を空かせないように朝食を取るが、満腹が続くと今度は頭や体の動きがぼんやりとしてくる。

オクシモロンでエスニックそぼろカリーの激激辛と、ストロングコーヒー。関内へ出社する。横浜公園は早くも桜が咲いていた。あれは何桜というのだろう。

死! 冷たいものがスーツと身体を貫いた、寂しいやうな、恐ろしいやうな、何ともいへない冷たいものだ。
今日はさすがの私も飲まなかつた(飲んだのはアルコールでなくて水ばかりだつた)、飲みたくもなく、また飲めもしなかつた。

[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]

李さんと作業の要点確認。少し中身を進めて一気に確認メールを送る。オフィスは底冷えしている。早く帰ろうかと思ったが、鳥伊勢のヤゲンが食べたかったので19時まで踏ん張る。

升酒三杯、ヤゲン二本、手羽先一本、ネギ間一本、空豆、ポテト。サービスでオレンジ。
「ねえさん、すっかり馴染みになったねえ」と言われる。先日までホールを回していた若い彼は、今日は焼き場の見習いをしていた。