醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕首里へ

ゆいレール首里へ向かう。首里城は海を見渡せる高台にある。空を駆けていくようなモノレール!

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雨で肌寒い。沖縄で初めて肌寒いという体感を味わう。首里城は思ったよりコンパクトだった。小さな長安みたい。さんぴん茶と宮廷のお菓子をいただく。ピーナッツの香りがする素朴な味わいだった。

売店で折りたたみ傘を買って、首里城下を散策。生協のスーパーをのぞいてみる。首里図書館にも立ち寄って、「ウチナーグチ」の本を探す。「図書館って観光客が来ても面白いんだね」と、ジロウが感心したように言う。万松院へお参り。臨済宗の寺だ。鎌倉との縁を感じる。

駅近くの「ゆし豆腐」のお店でお昼。隣の人が頼んでいた「ゆし豆腐定食」は、ご飯とゆし豆腐の他に主菜(魚のてんぷら?)がついていてすごいボリュームだった。ソーキそばの大、ゆし豆腐のみの大。満腹となる。

しと/\と降る、まつたく春雨だ、その音に聴き入りながらちびり/\と飲む、水烏賊一尾五銭、生卵弐個五銭、酒二合十五銭の散財だ、うれしかつた。

[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]

ゆいレールで「おもろまち」駅へ。ショッピングモールをうろうろする。スタバで休憩。ジロウは赤い島ぞうりを買っていた。図書館で見たウチナーグチの本を球陽堂書房で探す。

安里八幡宮まで散歩。境内が幼稚園になっていて、園児に呼び止められる。それまでそこが神社だと気がつかなかった。後ろに巨大なビルを背負っている八幡様は、にぎやかな子どもたちを見守って、にこにこと笑っていそうな神様だった。

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八幡神徳寺にもご挨拶。そのままぷらぷらと丘を下って、国際通りに戻る。市場の古本屋ウララで、ku:nelの沖縄特集号と、山之口貘の詩を高田渡やつれれこ社中、ふちがみとふなとが歌うアルバムを買う。

国際通りの北側の裏道を散策。5年前にジロウと来た店を見つけた。代がかわっていたが、常連さんは当時のまま。泡盛2杯と簡単なつまみのちょい呑みセットをいただく。北大東島から通ってきているというお客さんが、巨大なキュウリをお店に差し入れしていた。

栄町市場商店街へ。焼き鳥「だいちゃん」で泡盛と魚のてんぷら、とまとベーコン串。三線職人のおじぃと記念撮影をする。

ハイサイ酒場へ。泡盛とポーク玉子。コンビニで炭酸と久米仙のグリーンボトルを買ってホテルに戻る。