〔日記〕遠い昔のこと
- もう死ぬる金魚で
- うつくしう浮く明り
- 山頭火
早起きして須賀川へ。新白河でツアーのお客さんがぞろぞろと降りていった。白河小峰城の桜でも見に行くのだろうか。
新白河駅で李さんと合流。車窓に次々と満開の桜が流れていく。福島は今が花盛りだ。
午前中、現場事務所で2時間会議。和蘭丹でお昼。ランチボックスとホットコーヒー。午後、中央公民館に移って2時間半会議。久しぶりに17時前に会議が終わる。
郡山駅でおにぎりを二つ買って新幹線に乗り、Kindleで鴻上尚史の本を読む。東京駅を散策。横須賀線に乗り換えて少し仕事。
ヒグラシ文庫へ。最近鎌倉に戻ってきたばかりだという、開店当初時代の仲間がやってくる。2011年。つい最近のような、遠い昔のことのような。
「海明ちゃん、もう三十になったの?」
「なったよ。もうすぐ三十三になるよ」
金魚売の声、胡瓜、枇杷、そしてこゝでも金盞花がどこにも飾られてゐた。
[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]
酢章魚がおいしかつた、一句もないほどおいしかつた、湯あがりにまた一杯が(実は三杯が)またよかつた、ほんに酒飲みはいやしい。
懐かしい話に調子にのって呑みすぎる。常温4合、まぐろのりゅうきゅう、豚バラソース、塩ウニとチーズ。帰りに炭酸とイカ天を買ったが力尽きて寝る。