〔日記〕サボり
- バスが藤の花
- 持つてきてくれた
- 山頭火
ゴールデンウィークの最終日。今日は皆休むのだという。やらなければならない仕事があって気が重いが、昨日は一日中会議だったので消耗しきった感がある。みんなが休みというのであれば乗り気がしない。いつものように日の出とともに起きるが床を上げる気にならない。赤ワインをちびりちびりとなめながら、読みたいと思っていた本を片っ端から読むことにする。
8時頃、眠ってしまう。ストーリーの濃い、長い夢を見た。書き留めておかねばと思うが体が重い。昼過ぎ、ジロウも起きて来たので一緒に昼飯を食べに行くことにする。
このところ、ずっと気が張っていた。ようやく遅れを取り戻しつつあるが、そこまで持ってくるのにはゴールデンウィークの爆走が必要だったのだ。いつもぴりぴりとして腹を立てていて、周りに当たっていたように思う。もっと柔らかな生き方をせねば。
「かかん」に行ってみたが、15時を過ぎて支度中になってしまった。ものすごい混みようだったオクシモロンもだいぶ落ち着いてきていたので、そちらに寄ることにする。エスニックそぼろカリーの激激辛。ジロウは激辛。
御成スタバに立ち寄ってコーヒー。さっき見た夢を書き留める。体が重く、怠い。
さう/\として出立する、逢うてうれしさ、別れのつらさである、友、友の妻、友の子、すべてに幸福あれ。
[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]
大船で買い物。タンクトップを3種類と白いシャツ、西瓜柄の傘を買った。一度家に帰って、自分が昔に書いた小説を読み返してからヒグラシへ。観光のお客さんはずいぶん減った。「ようやくゴールデンウィークが終わってくれた……」と喜び合う。
「ゴールデンウィークは休めましたか?」という問いかけに、「一日だけ休んだよ。それで、今日はサボり」と答えた。