醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕一汁一菜

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  • こゝにも畑があつて
  • 葱坊主
  • 山頭火

寝覚めが悪い。どうも朝早くから会議のある日は、すっきりと起きられない傾向にある。プレッシャーがいけないのだろうか? 何も予定が無い日がいちばん好きだ。

「一汁一菜」にはまっている。支出を絞り、体調を整える。リスクある挑戦をするために備えるために。

「一汁一菜、一汁一菜……」とつぶやいていたら、ジロウが「おくさんは今年、三十三才だよね?」と、きょとんとした。

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

本の詳しい内容はまた別の機会に。

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久しぶりに料理をしてみたら、テフロン加工のフライパンが「すべての食材が貼り付く」フライパンになっていた。チャーハンの大部分はフライパンがたいらげることとなった。

例の後援会の成績はあまり良くないけれど、それでも草庵だけは結べさうなので、いよ/\川棚温泉に落ちつくことになつた、緑平老の諒解を得たから、一日も早く土地を借りてバラツクを建てなければならない、フレイ、フレイ、サントウカ、バンザアイ!
近来とかく身心不調、酒も苦くなつた、――覚醒せずにはゐられない今が来たのである。
しつかり生きなければならない、嘘の多い、悔の断えない生き方にはもう堪へられなくなつた。
酒をつつしまなければならない、酒を飲むことから酒を味ふ方へ向はなければならない、ほんたうにうまい酒ありがたい酒をいたゞかなければならないのである。

[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]

朝と昼を、自分で調理して食べる。〆切間際で焦っている原稿を書く。夏休みの終わりの読書感想文みたいだなと思う。

ジロウが実家から帰って来たので、19時半まで待ってもらって一緒に呑みに出掛ける。あさつきで日本酒一杯ずつ、赤烏賊と蛸。釈迦で日本酒一合ずつ、豚軟骨と煮豚。とのやまで日本酒一杯ずつ、ハツ、レバー、トリ。お通し代わりにマグロぶつをいただいた。スーパーによってから帰る。