醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

特集「図書館の指定管理者制度を問い直す〔序論〕」を執筆しました(ライブラリー・リソース・ガイド:LRG)

アカデミック・リソース・ガイド株式会社(略称:ARG)が刊行する雑誌『ライブラリー・リソース・ガイド』(略称:LRG)で、特集「図書館の指定管理者制度を問い直す〔序論〕」を執筆担当した。

指定管理者制度は、おれがちょうど学生だった頃にスタートした。当時図書館司書資格を得るために受講していた講義の担当教員が、日本で最初の指定管理者が運営する図書館「山中湖情報創造館」の館長(当時)だった、小林是綱先生だったのだ。

是綱先生には、「卒業論文指定管理者制度について書きなさいよ」と言われていたが、けっきょく書かないまま卒業してしまった。10年経った今、遅くなりましたが、忘れていた宿題を提出します。

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図書館の指定管理者制度については、とても一回の特集だけでは語り尽くせないと、書いてみてよくわかった。だから今回はタイトルに〔序論〕をつけている。「指定管理者制度とは何か」という基礎の基礎から始め、図書館にこの制度が導入されていった経緯を前段で紹介する。さらに、ニュースでも報道されて話題になった「TUTAYA図書館」問題についても、あらためて振り返ってみた。

「図書館にはなじまない」と批判されることの多い指定管理者制度。それならば、指定管理者として運営している側はどんなふうに考えているのだろう。図書館運営の受託者として最大手の株式会社図書館流通センター(TRC)と、業界第2位の株式会社ヴィアックスに直接話を聞いてみた。

指定管理者制度導入から15年。かつて非正規司書として働いていた野原の視点で、何が批判され、どこに問題があるのか、あらためて見つめ直す。

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