醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕浜松市天竜区で図書館のワークショップをひらく

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  • つゆけくも
  • せみのぬけがらや
  • 山頭火

浜松へ向かう。小田原駅で、新横浜から岡本さんと岡崎さんが乗り込んだ新幹線が追い越していくのを見送った。今日は浜松市での2回目のワークショップだ。今回は中山間地である天竜区をグループでまち歩きする。担当した班は、天竜区に住まれている方と、天竜区には初めて来たという県外出身の女子大生のチーム。天竜区在住の館長も張り切って案内をする。

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本田宗一郎ものづくり伝承館。ここにカブでホンダのファンたちが集まることを「カブ主総会」という(館長談)。

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古い蔵をギャラリーとして復活させている。運営はNPOとのこと。

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連鶴名人の作品展にあわせた、折り鶴アクセサリー。

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歩いてみて気づいたことを地図に書き込んでいく。このまちに図書館ができることはなんだろう?

真夏のまち歩きで熱中症が心配されたけど、みな元気に帰還。
「天竜、おもしろい! 1時間じゃ全然歩き足りない!」
という女子大生の感想を、在住の参加者がニコニコと聞いている。それにしても、あらためて川の美しいまちだと思う。散歩してみると確かに楽しい。しかし、歩いている人の姿はほとんど見かけない。

「元気なまちは、人が歩いているまちだ」と岡本さんが言う。「車社会だから」と車で訪れることだけを考えて施設づくりをしてしまうと、そのまちは廃れていく。

にこやかに2回目のワークショップも完了。3回目には参加しない予定だった方も、新たに申込をしてくれたようだ。ありがたい。

今日も私はいやしい私を見た、自分で自分をあはれむやうな境地は走過しなければならない。
子供はうるさいものだとしば/\思はせられる、此宿の子はちよろ/\児でちつとも油断がならない、お隣の子は兄弟妹姉そろうて泣虫だ、競争的に泣きわめいてゐる、子供といふものはうるさいよりも可愛いのだらうが、私には可愛いよりもうるさいのである。

[種田山頭火 行乞記 (三) 一九三二(昭和七)年]

熱海経由で鎌倉に戻る。ヒグラシで一杯ひっかけてから帰る。