〔日記〕遅々として
- ゆふ闇のたゞよへば
- 楢の枯葉の
- しきりに鳴れば
- 山頭火
あまり早く起きられない。日が昇ってくるのが七時半頃だ。もうすぐ冬至がやってくる。やたらと腹が減っている。ジロウが買ってきた辛いポテチを頬張る。昨日のうちに買っておいたスルメのゲソも。
原稿の続き。ジロウが起きて来たので一緒に昼飯に出掛ける。jijicoでダルバートとマトンカレーのセット。ジロウはグリーンカレー。
駅前のスタバに移動する。朝からほうじ茶でカフェインを摂取したせいか、なんとなく動悸がしている。珍しくカモミールティーラテにする。原稿の続き。ジロウは実家へ向かう。
□このみちをゆく――このみちをゆくより外ないから、このみちを行かずにはゐられないから――これが私の句作道だ。
種田山頭火 其中日記 (七)
□芸術家の胸には悪魔がゐる、その悪魔が出現して、あばれた時に芸術家は飛躍する、悪魔がころんで神の姿となるのである、芸術的飛躍は悲劇である、それは人生で最も深刻な、最も悲痛な行動の一つである。……
書くことにエネルギーを使えるのはいい。しかし、自分の頭の中が整理されるのにこれほどまで時間がかかるのかと思うくらい、書くスピードが遅い。自分の中に疲弊しきったものが澱のように溜まっているのかもしれない。
原稿終わらず、稽古があったけれど休む。実家から戻ってきたジロウ、呑み足らなさそうだが無理やり一緒に帰る。力尽きて寝てしまう。