醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕呼ばれている

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  • かうして
  • ここにわたしのかげ
  • 山頭火

冷たい雨。

夢の中で高校の国語の授業をしていた。おれは実習生らしい。
「それじゃ、音読してもらおうかな」
「えー、そんな子供っぽいことするのー?」
一番前に座っている女子が面倒臭そうに言う。
「たまにはいいじゃない」
「ふーん、そっか」
わりと素直なのだ。

おひつに残っていたご飯でおじやをつくる。
ちょっとだけ書き物。

お店が休みのジロウと出掛ける。
豊島屋本店をひやかし、若宮大路をぶらぶらとする。
カレーかラーメンを食べようと思っていたが、もうすぐ呑みに行きたくなる時間なのでやめておく。
駅前のスタバでサラダラップ、ジロウはフィローネ。

寒いし雨なのであまり遠出する気にならない。
とりあえず、観光客を装って小町通りを散策する。
いつの間にか八幡宮にたどり着いていた。呼ばれていたのだろう。

雨に濡れる早咲きの桜が美しかった。

また雨だ、うそ寒い、何だか陰惨である、しかし庵は物資豊富だ。
春来、客来、物資来だ。

種田山頭火 其中日記 (三)

若宮大路に戻って、ひら乃へ。
17時半なのにガラガラ。ちょっとずつ、いつも通りに混んできた。
釈迦で一杯呑んでから、買い物して帰宅。
ジロウは麻心のライブへ。

ぼおるぺん古事記を、ふたたび読み終えてしまった。
ちょっとさみしい。

ぼおるぺん古事記 三: 海の巻

ぼおるぺん古事記 三: 海の巻