〔日記〕障害も含めて魅力なのだと思う
- うららかな、
- なんでもないみち
- 山頭火
例によって、また二日酔いである。
起きるのはあきらめて、カレーうどんをつくる。
布ナプキンのことを調べていて、現代ビジネスの鈴木大介氏の記事に行き当たる。
「お妻様」という響きがいい。
なんだかこの夫婦のエピソードがもっと読みたくなって、『されど愛しきお妻様』を買う。
されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
- 作者: 鈴木大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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生まれつき発達障害を抱えている「お妻様」とのドタバタな生活。
脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害になった「僕」が、お妻様の感じている世界を体でもって理解できるようになるまでの紆余曲折。
闘病記として読むのではなく、お妻様という魅惑的な個性を堪能する読書となった。
『妻に龍が付きまして・・・』の妻さんをちょっと連想させる。
遅くまで起きてこないところとか、自由さとか。
- 作者: 小野寺S一貴
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2017/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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鈴木氏も最終章の「なぜお妻様を治療しないのか」で書いているように、世間的には「発達障害」と呼ばれるお妻様ではあるが、それも含めて彼女の魅力なのだと思う。
そうするとそれは、「障害」という呼び方が似合わない気がしてくる。
日本の春、小鳥の声、人間の声。
種田山頭火 其中日記 (三)
朝酒はよいかな、敬君はまだこのよさを解しない(解すれば不幸だが!)。
飯の白さも四日ぶり、敬君ありがたう。
13時過ぎ、ジロウも起きてきたので一緒に活動を開始する。
どうもまだ、「仕事」というもののプレッシャーに押しつぶされる。
「期待を裏切ってはいけない」「がっかりさせてはいけない」「信頼を失ってはいけない」「お待たせしてはいけない」。「いけない」が頭のなかを駆け巡る。
本当は衣替えをしたいのだけれど、本当は床掃除をしたいのだけれど、本当は買い物に行きたいのだけれど、そういうことを全部後回しにして、「とにかく仕事をしなくちゃいけない」と思ってしまう。
そういうのはもうやめよう。
頼まれても、できなかったのなら仕方がない。
仕事はいつでもできる。
— 竹村俊助/編集者 (@tshun423) 2018年3月26日
さくらはもうすぐ散る。
竹村さんのツイートに、うんうんと頷く。
御成スタバへ。
ちょっとだけ書き物。
買い物をしながら帰る。
焼き鳥屋でヤゲンを4本買い、スーパーで紙パックの日本酒を買い、寿司屋でイクラの軍艦を買う。
どれも自分を幸せにするもの。
たまたまどの店のレジも、いつも見かけるおにいさんたちだった。
変なモノをちょっとずつ買っていく客のことを、なんとなく覚えているらしい。
アタゴオルを初期のころの作品から読み返しながら呑む。
アタゴオル 01 -アタゴオル物語篇- (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: ますむら・ひろし
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2014/03/31
- メディア: Kindle版
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焼き鳥の缶詰を開けたら、猫にあげていた餌のことを思い出した。