〔日記〕ほんとうに苦も無く続けられてしまうこととは何か?
- 花見のうたも
- きこえなくなり
- 蛙のうた
- 山頭火
ワンピースを新しく購う。注文を受けてから制作に入るらしい。
届くのはやや先のことになるけれど、それを待つでもなく楽しみにしているのはなかなかいいものだ。
特に腹痛もないのに腹が下っている。
最近飲み始めた乳酸菌の錠剤が効き過ぎているのだろうか?
書き物、読書。ジロウが起きて来たので、銀座へ出掛ける。
柴田悦子画廊へ、守屋正明 日本画展「天地禮讃」を観に行く。
悦子さんに、瓜南直子さんの個展のお知らせをいただいた。
ギャラリーアートもりもとへ久保繁 水彩画展「遠くから遠くへ」を観に行く。
どちらでも鎌倉からの訪問客に出逢う。
改装後の伊東屋に初めて潜入。文具の海に溺れる。
急に腹が張って具合が悪くなる。
呑みに行くのはあきらめて鎌倉へ戻る。
日本晴、春や春、春の春。
種田山頭火 其中日記 (三)
うらゝかな空腹だ(いやな行乞はやめとかう)。
天地荘厳、摂取不捨。
今日は絶食的断食である、絶食は他力的、断食は自力的、具体的に説明すれば、米がなくなつた、それもよからう、米なしデーにしてをく、である。
スーパーで買い物。
もはや立っているのもつらく、ベンチで待つ。
何をするでもなく、ただベンチに座っているのって、けっこうアイデアが膨らむなあと思う。ノートを取り出して書き始める。
「ほんとうに苦も無く続けられてしまうこととは何か?」
「あまりに簡単にできるので、自分ではすごいとも思っていないことは何か?」
ああ、思い当たることがある。おれはそれを続けて生きていけばいいのだ。
帰宅。すぐに布団にばったりと倒れる。
体中が痛くて呻く。知恵熱のように熱が上がる気配がする。
ジロウは大量に買ってきた惣菜で酒盛り。