醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕本棚と本棚の隙間で呑む

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自分には自分の寝床がいちばんよろしい、ヤレ/\ヤレ/\といふ気持だ。
飯を炊いたら半熟! これはさみしい事実である。

種田山頭火 行乞記 室積行乞


陰暦卯月五日。

早起き。起きてすぐ、経理とかデスクワークをいろいろ済ませてしまう。

河にものすごくアクが出ている。
クラゲのようなアクの塊が帯のように流れてくる。
死んだ鳥も。
ペンギンのように背中が黒くてお腹が白く、ぷっくりと太っている。
ヒルのおもちゃのように浮いたまま、微動だもせずただ流されていく。

蛇も泳いでいた。龍が昇っていくみたいで綺麗だ。


ジロウが起きてくる前に、そっと壁面書架の大移動。
入っていた本を全部出して床に積み上げ、書架を数センチほどずらす。
使えなかったコンセントの口が顔をだした。

ブックカーニバルだけど、ジロウが起きてこないので、ブログを書く。

mia.hateblo.jp


講演資料の手直しを少し。


ジロウと家を出る。解散して、図書館へ。
かつての上司が車から降りてきて手を振ってくれる。


ヒグラシへ。
ブックカーニバルと連携した一箱古本市は16時で店じまいのはずが、16時を過ぎたらにわかに混み出したらしい。
本棚と本棚の隙間で呑むのはなかなか味わい深かった。

釈迦へ。光る電球型ペンダントを自慢する。

肉々しいものを欲している。
スーパーのお惣菜コーナーで、チキンステーキを買って帰る。