醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara)

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〔おすすめ本〕自分の役割に執着しないのがコツ ~ 宇咲愛『はじめまして、アシュタール』

 
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アシュタール(Ashtar)は、宇宙の平和を司る宇宙連合の司令官で、肉体を持たないエネルギー体。アシュタールの公式チャネラーは地球上で26人で、日本人では著者の宇咲愛ただ一人であると本書では紹介されている。

それが真実であるかどうかを審議する必要はなくて、本書で紹介されていることが役に立つかどうかだけを試してみればいいのだ。

ロバート・シャインフェルドも『あなたの夢をかなえる目に見えない力の秘密』で、「意見を手放し、自分の役に立つものを利用する」のが最初のステップだと言っていることだし。

mia.hateblo.jp


『はじめまして、アシュタール』の第1章は、アシュタールと著者の対話形式、第2章以降は様々な悩みを持つ人たちとアシュタールの対話形式で記されている。

たとえば、第3章の相談者は40代女性。なんだか身につまされる悩みだ……。

はじめまして、アシュタール。
わくわくすることをすると、自分の思い通りにことが進むって言われているので、最近わくわくすることを実践しているのですが、全然、仕事にならないのです。
私も主人も思いきって一緒に仕事を辞めて、わくわくすることを始めたのに……。
退職して1年間、無収入なのです。どうしてなのでしょうか? *1

その悩みに対して、アシュタールは、「わくわくする」という感情にも2種類が存在することを説明する。

ひとつは「肉体についている感情のわくわく」であり、これはエゴに基づいていることが多い。自分の欲望が満たされたときに感じる感情であり、コロコロとすぐに変わりがちだ。

もうひとつは「魂からのわくわく」。こちらは地球に降り立った目的や役割に基づいているので、コロコロと変わることはない。

「わくわくすること」といっても、それがエゴからくる「わくわく」なのか、魂から喜びがわき上がってくるような「わくわく」なのかを見極める必要があるのだ。

どうやったら見極められるようになるのか? そのための「魂が求めていることを知るワーク」が紹介されている。詳細はぜひ、本書をめくってみていただきたい。この他にも、同じく第3章で紹介される「宇宙に波動を設定するワーク」がおすすめだ。


自分の生きている意味は何だろう? この人生の役割は何だろう?

あなたには、もう思い当たるものがあるのかもしれない。

でも、それにとらわれすぎないことも大切だとアシュタールは言う。

あなたがこの地球での役割について、「私の役割はこれだ」とか「私はこれがしたい」とかご自分の欲望を出さないことが重要です。*2

肉体についているエゴから発することに集中していると、宇宙からの導きが来ても気がつかないのです。
今まであなたが、これはご自分の役割だと信じていたことを、いったん外す必要があります。*3

そして、エゴではなく、魂が自分の役割や使命を告げるときには、それは喜びや愉しいという感情で現れるのだという。

では、魂からくる「わくわく」ではなく、エゴからきている「わくわく」であると気づいたときにはどうしたらいいのだろうか?

「エゴ」が話し出したとき、一度ゆっくり「エゴ」の言い分を聞いてあげるのです。
そして、「どうしてそう思うの?」と質問を続けていくうちに、「エゴ」が言葉をなくして退散していくことでしょう。
「エゴ」も愛するあなた自身なのですから、愛をもって接しましょう。*4

自分の役割にこだわることも執着。「こうであらねばならない」という堅い気持ちを手放して、魂から来る喜びを一瞬一瞬ごとに選び続ける。それがたぶん、自分らしくのびのびと生きることなんだろうと思う。

はじめまして、アシュタール

はじめまして、アシュタール

*1:宇咲 愛. はじめまして、アシュタール (Kindle の位置No.876-879). KADOKAWA / 中経出版. Kindle 版.

*2:同上、Kindle の位置No.995-997

*3:同上、Kindle の位置No.998-1000

*4:同上、Kindle の位置No.1981-1984