醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara)

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕おれもそんなふうだっただろうか

 
 野原 海明 はてなブログPro  

f:id:mia-nohara:20180625180846j:plain

  • アスフアルトも
  • をんなくさい
  • 朝の風
  • 山頭火

捨てる事と拾ふ事とは、その心構へに於て同一事である。
しづかに燃えるもの――その生命――その感動がなければ芸術は(宗教も科学も哲学も)、光らない、俳人よ、先づ自己を省みよ。
△日が暮れたら寝る、夜が明けたら起きる、食べたくなつたら食べる、歩きたくなつたら歩く、――さういふ生活へ私は入りつゝある、それは無理のない、余裕のある、任運自在の生活である。

種田山頭火 行乞記 伊佐行乞


陰暦皐月十一日、曇りのち晴れ、真夏日。活力低い。

展示会の会場を撤収して、車に荷物を詰め込んでいる夢を見る。

昨夜は20時台に寝たはずなのに、8時過ぎまでぐっすり眠ってしまう。
寝ても寝ても眠いし、体はだるい。
どうにか支度をして出掛ける。


町は太鼓の音。尾瀬太鼓を懐かしく思い出す。
鎌倉駅ホームで電車を待っていると、隣にお座敷列車が止まる。
テーブルの上には宴の残骸、手荷物も残したままで、でも誰も乗っていない。
人の気配も無い。
何があったのだろう?

とりあえず品川へ向かう。
電車の中でメルマガを配信する。

t.co


品川駅エキュートのインド料理屋さんでお昼。
ホール担当のインド人のお兄さんに「アリガトウゴザイマシタデゴザイマス!」と微笑まれる。

TOC五反田メッセへ向かう。
群馬県尾瀬高等学校 自然環境科の卒業生として「地域みらい留学フェスタ」へ参加。

mia.hateblo.jp


在校生の高校2年生の二人は、なんと22期生なのだと言う(おれは5期生)。
先輩として呼ばれて来た他のメンバーも、17期生とかだった……!
でもみんな、おれよりずっと大人だと思う。

ためになったのかどうかわからない話を披露し、撤収を手伝う。
尾瀬高生の素直な人懐こさを思い出す。
それは、在校生だけでなく、卒業生としてやってきた他のメンバーもそう。
警戒心のない動物みたいな。それでいて親切なのだ。

おれもそんなふうだっただろうか。
いつからそんなふうじゃなくなってしまっただろうか。

みんなと別れて品川駅へ。
電車を待っていたら、思いがけない人を車両の中に発見する。
偶然とも思えない。何かの計らいだろうか。
でも、駆け寄って声をかける体力はなかった。
メッセをして、呑みに行くことになった。
聞きたいことは何だったろう、話したいことは何だったろうか。

奇しくもその店は、最初に一緒に呑みに行った店であった。

しこたま呑んで、よろよろと帰る。
ぱったりと寝る。