醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕「仕事できる人」っぽい

f:id:mia-nohara:20180626215501j:plain

  • 蜘蛛が蠅をとらへた
  • よろこびの晴れ
  • 山頭火

午後は畑を中耕施肥した、トマトよ、茄子よ、胡瓜よ、伸びよ、ふとれよ、実れよ(人間はヱゴイストですね!)。

種田山頭火 行乞記 伊佐行乞


陰暦皐月十三日、菖蒲華(あやめはなさく)。
晴れて夏日。月経二日目、活力低い。

バイタリティあふれる20代の自由さに嫉妬する。
おれは20代の頃、「企画書つくったり、予算立てたり、なんかそういうビジネスマンっぽい仕事してみたいなー」と思っていた。
「そういうの『仕事できる人』っぽい」という憧れである。
それで転職して、毎日のように企画書つくったり予算立てたりする仕事をしてみたわけだ。
たぶん「仕事できる人」っぽくはなったと思うけれど、誰に対して「自分は仕事できる人だ」と見栄を張りたかったんだろうか。

「すごいね」って言われたかったんだと思う。

つねに成績トップを走り続けていた、学生時代みたいに。

今も、「すごいね」と他人から言われるために走ろうとしていないだろうか。
誰からも認めてもらう必要なんて本当はないのだ。
みんなに「すごいね」と言われても、自分が楽しくなければ何の意味もない。


アメブロなんて、芸能人の絵日記じゃんか、ケッ」(失礼)と思っていたけれど、ついにアメブロに登録する。
モヤモヤ腹立たしかったのは、羨ましかったからなんだろう。
設定やら読者登録やらであっという間に時間が経つ。

ノートの移し替え作業。
1月から始めたA5ノートは、ついに15冊目になった。

夕方、小腹が減ったので、ヒロシに教えてもらった「少ない水でゆで卵をつくる方法」を実験して、気付けに一杯ひっかける。

桜木町でジロウと待ち合わせて、ぴおシティの地下へ。
じぃえんとるまんは若い店っぽすぎてどうも落ち着かず、そうそうに切り上げて同じフロアの老舗へ。
純米酒が驚異の200円台である。
日本酒二杯と、山盛りのウニを頼んで、千円でお釣りがきた。

ほろ酔いでイオンシネマみなとみらいへ。
サザンオールスターズのデビュー40周年キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」をライブビューイングで見るのだ。

興奮し過ぎて、えんえんとしゃべり続けるジロウとともに帰鎌。
まだ呑みに行くというジロウを放牧して先に帰路に着く。
コンビニで寿がきやの「町田汁場しおらーめん進化」のカップラーメンと炭酸を買って帰る。

ちょっとインパクトにかける感じかな……。
すすりつつ、謀りの姫に興じている間にジロウ帰宅。寝落ち。