醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕『パンク侍、斬られて候』を観に行く

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  • ばつたり風がなくなつて
  • 蝉の声
  • 山頭火

幸福な夕――昨日のおかげで、酒はあるし、下物もあるし、身心は安らかだし。――

種田山頭火 行乞記 伊佐行乞


陰暦皐月廿七日、晴れ。不正出血。

夜中に、下唇を蚊に食われる。
食堂まで腫れ上がり、このまま息ができなくなって死ぬのではないかと、夢とうつつの境で朦朧と考えている。
人間、なにが原因で死ぬのかわからないものだ。

夢の中では沖縄に出張に来ていて、美ら海水族館の改造された一室で雑魚寝をして宿泊していた。
避難所のような簡易トイレ。

とりあえず生還を果たす。


習慣について、考える。
午前中にインプットをすると、アウトプットの労力を使い果たしてしまうのではないか? という仮説。

『疲れない脳をつくる生活習慣』を読み返す。

疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座

疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座

「人間が1日に使える意志決定の量は限られている」?
どうもそれだけがポイントではない気がして、『ぼくたちは習慣で、できている』を買って読み始める。

ぼくたちは習慣で、できている。

ぼくたちは習慣で、できている。

意志力は、意志決定の回数が多いと減る……というより、感情や環境に左右される。意志力が強い人は、そもそも誘惑をされていない……。

なるほど、こちらのほうがしっくりくる。
とりあえず、永遠に見てしまいがちな新着通知を隠すところから始める。

紹介されていた『天才たちの日課』もおもしろそうだ。

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々


雨つづきで嫌な臭いになっていた布団と枕を干し、シーツとタオルケットを洗濯する。

夕方、活動を始めたジロウと横浜へ。
パンク侍、斬られて候』を観に行くのだ。

www.youtube.com


サイコーだった。存分に笑い転げながらまた観たい。
どこまでもカオスで、くだらない中に挟んでくる風刺が効いていました。
「朝日のあたる家」が挿入歌で使われていたのも、個人的に嬉しかった。

観る人によっては、まったく楽しめないタイプの映画ではあると思うけれど……。

原作も読みたくなった。
原作者の役どころもまたよかった。

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

福富町で買い物をして、野毛をぶらぶらするものの、目当ての店はみな22時閉店で入れず。鎌倉に戻ることにする。

釈迦で日本酒、ヒグラシで冷酒。