醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

夜20時まで開園延長!上野動物園の「真夏の夜の動物園」に行って来た

トーハク(東京国立博物館)縄文展は17時閉館 *1カハク(国立科学博物館)昆虫展も同じく17時閉館 *2

しかし、上野公園に着いたのは16時半……。どちらにも入館できないじゃないーと思っていたら、なんと上野動物園がお盆の時期だけ20時まで開園しているのだという。

2018年8月10日(金)〜8月16日(木) 20時まで開園(入園は19時まで)


※朝の開園時間は通常どおり9時30分です。また、13日(月)は開園いたします。

8/10-8/16 2018年「真夏の夜の動物園」 | 東京ズーネット

早仕舞いの動物もいる。まわるコースは先に決めておこう

日が暮れつつあるなか、いそいそと表門から入館。
もう17時近いというのに、ジャイアントパンダ待ちの列は大行列だ。
「客寄せパンダ」とは、よく言ったものである。

パンダは素通りして、園内を反時計まわりに攻める。
まずはフクロウだ。
さっき起きたみたいなキョトンとした顔をして、首をくるくると回している。

続いて、トラ。
のそのそと茂みの中から顔を出すと、池へ向かっていく。
じゃぼん!と飛び込んでくれるのかと思ったら、露天風呂に入るオッサンのように、後ろ足からそろそろと水に入り、気持ちよさそうにしばらく浸かっていた。

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夜行性の生き物が活発に動き回っているところは、普段の開館時間じゃなかなか見られない。
夜の動物園ならではの魅力だ。

ただし、動物たちの健康のため、早く観覧が終了する場所もある。
開園時間は20時までだけれど、たとえばニシゴリラは16時まで、ホッキョクグマやマレーグマは18時までて展示終了だ。
お目当ての動物がいる場合は、まわるコースを先に考えておいたほうがいいだろう。

18時ごろのホッキョクグマは、「早く入れろー」と言わんばかりに扉の前をうろうろとしていた。
ずっと見られっぱなしじゃ大変なんだろうなぁ。

日暮れのビールは最高!でも蚊の対策はしておこう

途中、ビールとフライドポテトを買って、蚊を払いながらしばし休憩。
アルコールが入ってさらに刺されやすくなる……。

いそっぷ橋を渡って西園へ向かう。
夜行性の生き物の多い小獣館はかなりの混雑。
そしてコウモリが激しく元気である。

両生爬虫類館は、夜のジャングルのような迫力があった。
通路に実はワニとかヘビとか潜んでいるんじゃないかとドキドキしてしまう。

不忍池はちょうど蓮の花盛りだ。
中島にペリカンが群れているのは変な光景だ……。

池をぐるりとまわり、弁天門にたどり着くとちょうど20時。
3時間、しっかりと楽しみ尽くした。

「真夏の夜の動物園」限定グッズもある。

この期間だけの特別メニューも。


真夏の夜の動物園、2018年は8月16日(木)まで。
なかなか見られない、夜の生き物の姿をぜひご堪能あれ。

www.tokyo-zoo.net

*1:日曜は18時、金・土曜は午後21時まで開館

*2:8月12日(日)~16日(木)、19(日)は18時まで開館