醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明 @mianohara

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

白濁(三十)

 
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 肩に手を置いてきたのは、タケシと呼ばれていた男だった。日曜なのに今日もスラックスをはいて、ネクタイまできっちり締めていた。

「それじゃ」

 高橋はそう言うと、こちらの顔は見ずに軽く手を上げ、駅の方へ歩いて行った。

「もう酒、見たくなくなった? それともそろそろ恋しくなる頃かな」

 男はニタニタと笑っていた。私は肩に置かれた手を軽く払った。



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