〔日記〕少年みたいに
酒のうまさを知ることは幸福でもあり不幸でもある、いはゞ不幸な幸福であらうか、『不幸にして酒の趣味を解し……』といふやうな文章を読んだことはないか知ら、酒飲みと酒好きとは別物だが、酒好きの多くは酒飲みだ、一合は一合の不幸、一升は一升の不幸、一杯二杯三杯で陶然として自然人生に同化するのが幸福だ(こゝでまた若山牧水、葛西善蔵、そして放哉坊を思ひ出さずにはゐられない、酔うてニコ/\するのが本当だ、酔うて乱れるのは無理な酒を飲むからである)。
種田山頭火 行乞記 (一)
葉月廿二日、晴れ。台風は過ぎたが風はまだ強い。
短い髪がだいぶ馴染んできた。福西くんのすすめでもみ上げ? を長めに残してもらったけれど、やっぱりもう少し短くても良かったかな、と思う。少年みたいに。
日記を書いて、
その場で在庫を全部出して見せてくれた。一点物だから、革の具合や色の入り方がそれぞれ違うのだ。結局、店頭に展示されていた物を選んだ。粒がそろっていて綺麗だったのだ。
— 野原 海明 (@mianohara) 2018年10月1日
〔日記〕ATAOで気になっていた財布を買う - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/A08zlOjDfi
A6サイズのノートとスケッチブックを使い分けていたけれど、大きなスケッチブックはそんなに必要ないのかもしれない。見開きA5のその中で世界は広がる。
— 野原 海明 (@mianohara) 2018年10月1日
〔日記〕文庫本の中に壮大なSFが詰まっているように - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/EOLUOSitWR
小説も書く。
誰かと並んで歩きたいと思っていた。なんでもない、くだらないことばかりをずっとしゃべって。どこに行こうとか、そういう行き先もあんまり決めずに。ただ隣にいるから、それでいいと。そういう相手が欲しかった。 https://t.co/qS3Hrb9XBe
— 野原 海明 (@mianohara) October 1, 2018
新しい財布を持って銭洗弁天へ挨拶へ行く。平日でなおかつまだ台風の影響で電車がとまっているけれど、参拝者はちらほら。簡易神棚的な鳥居と、銀の鈴を買う。
佐助稲荷も行こうかと思って近道を通ったけれど、日が傾いてきたので今日はやめにする。もやい工藝をのぞいたけれど、ぴんとくるものがなく、何も買わずに出る。
体が重い。お茶を飲む気にはなれず、かといってこのまま帰るのもつまらない。ひとまず島森書店でカラフルな0.7mmのフリクションを買い込み、ヒグラシへ。
今日はまゆちゃん。冷酒二合、マグロ中落ち。
一度家に帰って洗濯物を片づける。結婚パーティーに行っていたジロウが友達と帰って来たので一緒に呑みに出掛ける。とのやま、ヒグラシ、チャンプルーとめぐる。