白濁(三十九)
誰かと並んで歩きたいと思っていた。なんでもない、くだらないことばかりをずっとしゃべって。どこに行こうとか、そういう行き先もあんまり決めずに。ただ隣にいるから、それでいいと。そういう相手が欲しかった。
もはや男性じゃなくてもいいのかもしれないとも思った。そばにいてくれるなら。一緒に生きてくれるなら。
かっこよくなんてなくていい。ちょっとぐらいダサい格好をしててもいい。スポーツなんて、できなくてもいい。セックスなんてうまくなくていい。ただ、隣にいて欲しかった。
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