〔日記〕ひとり上手と呼ばないで
- お天気がよすぎる
- 独りぼつち
- 山頭火
長い一筋街を根気よく歩きつゞけた、かなり労れたので、最後の一軒の飲食店で、刺身一皿、焼酎二杯の自供養をした、これでいよ/\生臭坊主になりきつた。
種田山頭火 行乞記 (一)
葉月廿五日、曇り。
歯がぼろぼろと欠ける夢を見た。歯が欠ける夢はよく見る。「ああ、ついに現実でも欠けてしまったか」と夢の中で思っている。
欠けた歯や、抜け欠けている歯で口の中がごろごろとしている。私はまだコンサルトの仕事をしていて家から少し離れた町に来ていて、その町では婚約者のお母さんが駅前で小さな喫茶店を開いているのだ。お母さんは元歯科医で、その喫茶店にも簡単な診察が出来る道具が用意されていた。
「これはちゃんと治療しなきゃだめね」
スマートなジーンズを履き、紙をひっつめにして黒い細縁の眼鏡をかけた義母さんは、喫茶店で私の腔内診るとそう言った。この町のいくつかの歯医者に、彼女は今もときどき非常勤勤務をしているらしい。私の歯は、奥歯だけじゃなくて前歯まで欠けていた。奥歯が欠ける夢はわりとよく見るが、前歯まで欠けたのは初めてだと思った。
ストレスや悩みがあると、歯が欠ける夢を見るんだそうだ。
昼はジロウと焼き肉うみかぜへ行った。アジア系の外国人観光客が多い。レバーを一人前だけ焼き、カルビクッパをいただく。汗だくになる。隣の席ではベリーダンス教室風のおねえさまたちが、昼からガンガン肉を焼いてガンガンアルコールを流し込んでいた。
裏道を抜けて御成スタバへ行く。日記を書いて、
押し入れ用のハンガーラックが届いたので組み立てる。
— 野原 海明 (@mianohara) October 4, 2018
〔日記〕書いてあったサイズよりも大きくて - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/2KhtQ8NmAz
小説も書く。
暗い夜の中に部屋の壁も窓も何もかも、境目という境目は全部消え去って、夜空の星が頭上にも体の下にも広がっている。
— 野原 海明 (@mianohara) October 4, 2018
白濁(四十一) - 終わらない夏 @mianohara - g.o.a.t https://t.co/pbJdKmAevw
かとうゆかの『「天才」の教科書』にあったヴィジョンワークをし、ついでに『私はやる』を読み返す。
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ヒグラシへ。今日は味噌さん。冷酒二合、カツオ刺身、おすそわけしてもらったキュウリと大根の梅肉和え、板わさワサビ漬けプラス。全然お酒が入らない。もうあまり呑まなくてもよい体になったのかもしれない。
ほろ酔いで、中島みゆきの「ひとり上手」を歌いながら帰る。こないだ東急の夜中のお惣菜売り場で、ジャジーな「ひとり上手」のインストゥルメンタルがかかっていたのだ。夜のお惣菜売り場に「ひとり上手」はあまりにも淋しいと思った。