〔日記〕「自力で稼ぐ」っておこがましくないか?
宿の小娘に下駄を貸してくれといつたら、自分の赤い鼻緒のそれを持つて来た、それを穿いて、私は焼酎飲みに出かけた、何となく寂しかつた。
種田山頭火 行乞記 (一)
長月七日、曇り。
芝居に出ている夢を見た。そこは鎮守の森で、芝居は午前に2回、午後に2回の計4回上演される。脚本が途中までしかできていないから、午前の回は前編だけだ。昼には団員同士の祝言が挟まれた。白無垢の女優は大変可愛らしかった。
夢を描いて、それを年ごとの目標に落とし込んで、それをさらに四半期で割ってそれぞれの期間の目標を作って……ということをしているうちに、やりたいことはこれだったっけ? と思う。
たとえば、収入。「自力で稼ぐ」と息巻いていたけれど、そもそも「自力で」っておこがましくないか? 家族からお金をもらうのと、それ以外の他人からお金をもらうのと、何が違うのだろうか。
「自力で稼いでやる」という意気込みの裏には、「認められたい」という願いがある。お金を支払われるのは、自分が認められていることを知るわかりやすいバロメーターだ。
でも、知っている。他人に認められるかどうか、が重要なんじゃない。自分で自分を認められれば、それでいいのだ。容姿も性格も才能も、自分で自分に花丸をつければいいだけのことなのだ。
今日もあまり早くは起きられない。日記を書いて、
ウェルスダイナミクスのテストももう一度受けてみる。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) 2018年10月15日
〔日記〕ウェルススペクトルは「オレンジ」(労働者)に上がっていた - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/dAyzbg6Iku
小説を書く。
「三日間休みを取ったから、最後にその間だけ全部、俺のものでいて欲しい。君が作った料理を食べて、どこにも出掛けずにずっと君の部屋にいたい」
— 野原海明/小説家 (@mianohara) 2018年10月15日
白濁(五十一) - 終わらない夏 @mianohara - g.o.a.t https://t.co/FPhiLYr423
ジロウの出勤を見送って、瞑想をする。「muon」というアプリを入れてみた。
とても眠い。無印良品の人間をだめにするソファが欲しくなる。こんどThink Spaceに行ったときにでも試してみようか。
子宮委員長はるの『お金は、子宮が引き寄せる』を読み返す。
お金は、子宮が引き寄せる 〜富豪マインドに変わる子宮メソッド〜
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うっかりすると自分はまた、ムダにがむしゃらに頑張ってしまいそうになる。頑張って稼ごうとするなかれ。ただ自分の快楽についていくのだ。
筍へ行く。うるめの卯の花漬、フライパンの焼き鳥、サーモンの塩麹漬、玄米バターごはん。入れ替わり立ち替わり、いろんなお客さんが来るのが面白くてつい長っ尻になる。土佐鶴、菊正宗、立山、もう一回土佐鶴に戻ってからのガリサワー。
帰り道にコンビニの餃子スープを買って帰る。