醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕乱入して久しぶりに歌う

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  • 蔦を這はせて
  • さりげなく
  • 生きてゐるか
  • 山頭火

因果歴然、歩きたうないが歩かなければならない、昨夜、飲み余したビールを持ち帰つてゐたので、まづそれを飲む、その勢で草鞋を穿く、昨日の自分を忘れるために、今日の糧を頂戴するために、そして妻局留置の郵便物を受取るために(酒のうまいやうに、友のたよりはなつかしい)。

種田山頭火 行乞記 (一)


長月十一日、曇り。

新しく出る防水のKindle Paperwhite、欲しいなぁ。ずっと風呂で読みたいと思っていたんだ。でも、普通の端末に防水カバーにつける気にはなれなかったのだ。


なかなか起きられず、9時頃から活動を開始する。昨日はキャラウェイビーフカレーを食べたが、もっとゴロゴロとした牛肉を煮込んだものが食べたくて仕方ない。ミルクホールへ行ってビーフストロガノフを頼んでみる。でもこれもまた、欲していたものとは別物だった。

平日の空いた店内には、修学旅行の黄色い帽子をかぶった小学生たちが来ていた。修学旅行生を見る度に、おれはもう団体行動なんてしなくていいんだ、とほっとする。それにしても、小学生が鎌倉で自由行動して、外でお昼を食べるのは大変なんじゃないか。鎌倉のランチは平気で2,000円くらいするのだ。少年たちはは財布をのぞき込んで、「足りるかなぁ、食い逃げにならないかなぁ」と不安げな顔をしていた。

御成スタバへ。日記を書く。


頼まれていた原稿を書く。あとはもうひと晩寝かせて、推敲をして完成だ。思っていたよりスムーズに進んだので小説も書く。


それでもまだ日は高い。大船へ出掛けてみることにする。大船ルミネの書店、アニールで石井ゆかりの来年のダイアリーを手に取ってみる。

いまいちピンとこない。やっぱり今年も、占い部分だけ抜粋したKindle版が出るのを待とう。

鎌倉へ戻って、ヒグラシへ。冷酒三合、秋鮭の柚庵焼き。隣の人のお裾分けを次から次へともらう。

RAMへ。井上としのり氏のライブ。乱入して久しぶりに歌う。

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出典:Bar RAM(Facebookページ)

生ビール、ブルドッグ。ほろ酔いで帰る。ジロウの買い置きのカップうどんに、お手製の梅干しを入れて食べる。夜中、気持ち悪くなって目が覚める。