〔日記〕それでもちゃんときれいだ
- もういちど
- 濃いお茶飲んで
- 別れませう
- 山頭火
冷たいと思つたら、霜が真白だ、霜消し酒をひつかけて別れる、引き留められるまゝに次郎居四泊はなんぼなんでも長すぎた。
種田山頭火 行乞記 (一)
神無月廿七日、晴れ。
一日にこなせる仕事量が減ってきている感じがする。昼間が短いからだろうか? やたらと睡眠時間が長いからかなぁ。
9時過ぎに起きる。『運がいいとき、「なに」が起こっているのか?』を読み始める。
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一閑人へ行く。ハバネロ塩ラーメン煮卵つき。ジロウは青唐つけ麺、とんとろチャーシュー追加。ぶらぶら歩いてまたbuoriへ。仕事中のぬくちゃんにばったり会う。
そのまま散歩して長谷寺へ。紅葉がちょうど良い頃。今年は塩害で茶色っぽくなってしまったけれど、それでもちゃんときれいだ。
観音ミュージアムで絵巻を見る。江ノ電で鎌倉へ戻る。カフェレクセルでフレッシュハーブティー。
隣のテーブルで、いかにもサギっぽい光景を目にする。お金に困っているらしい若い女子。彼女を連れてきた職場の先輩。教祖的なおねえさん。仮想通貨によるマルチ商法的な何かに勧誘されている。それは『僕らの魂が地球に放り込まれた理由』で、主人公のボクが「妄想コイン」にどっぷりとはまっていく様によく似ていた。
僕らの魂が地球に放り込まれた理由-7人の神様に聞いてみました
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カモにされかかっている女の子がトイレに立ったとき、よっぽど追いかけていって声をかけようかと思ったけれど、それも変か、とやめておく。
代わりに、のほほんとしているジロウに「『僕らの魂が…』って本があってさあ、序盤で主人公が妄想コインっていううまい話にひっかかって、借金を抱えちゃう小説仕立ての話なんだけどねえ」と、隣のテーブルに聞こえるくらいでかい声で解説をする。