〔日記〕もやい工藝をのぞく
- 死ねる薬は
- ふところにある
- 日向ぼつこ
- 山頭火
忘れられた酒、それを台所の片隅から見出した、いつこゝにしまつてゐたのか、すつかり忘れてゐた、老を感じた、その少量の酒をすゝりながら。……
種田山頭火 其中日記 (五)
2年前の今日の日記。近しい友人があっけないことで死んでしまう夢を見る。涙は出ない。ただ、今日は、彼が生きていた昨日とは違う世界になってしまったのだと思う。
— 野原海明(小説家) (@mianohara) March 6, 2019
〔日記〕京都から福島を経由して鎌倉に帰る - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/sFKzUUUufE
去年の今日の日記。道を抜けて銭洗弁天へ行く。たまに間違えて「紅洗前転」と言ってしまう。
— 野原海明(小説家) (@mianohara) March 6, 2019
上之水宮へ昇る途中で、星のような花が揺れていた。
〔日記〕何の肩書きもない - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/VZQ4anmKIE
睦月啓蟄、曇りのち晴れ。
「やるべきこと」じゃなく、「やりたいこと」をやろう。どうしても「やるべきこと」を優先させてしまいそうになる。「やるべき」なんて言って、自分に発破をかけなきゃできないことなんてやらなくていい。
9時26分に起きる。風呂で本を読む。読んだ本は以下の通り。
細谷功『具体と抽象』を読み進める。抽象化の構造は階層的になっている。「おにぎり」は、「食べ物」を具体化したもの。でも視点を変えれば、「鮭おにぎり」や「明太子おにぎり」を抽象化したものとなる。この見ている階層がズレていると、議論に食い違いが起きる。 https://t.co/C97NPNa0ui pic.twitter.com/47kv9vIkE1
— 野原海明(小説家) (@mianohara) March 6, 2019
倉下忠憲『ブログを10年続けて、僕が考えたこと』を読み始める。第一章は、倉下さんがDoblogというサービスでブログを始め、サービスの終焉と共にWordPressに移り、「シゴタノ!」に寄稿するようになって、ついには本の出版依頼が来て、物書きとして独立するまでの体験談。 https://t.co/HbnblEJe5c pic.twitter.com/JTLI37zkuY
— 野原海明(小説家) (@mianohara) March 6, 2019
入浴時間は1時間23分16秒だった。ちょっとだけ頼まれていた原稿のフォーマットをする。昼は極楽カリー。ぷらぷらと税務署まで歩いて書類をもらい、そこからさらに歩いて銭洗弁天へ向かう。急な坂が病み上がりには堪える。もやい工藝をのぞく。ミニ・かご展が開催されていた。
下山して御成のスターバックスへ。小説「猫」と「定食屋」の校正を反映させる。原稿の続きを少しやって、日記を書く。
とのやまへ。店主の遠藤さんが、「花粉症なんて昔は言わなかったんだよ。だから俺は花粉症じゃない。ただの ”春の鼻風邪” 」と言う。鼻と花をひっかけているのかもしれない。
— 野原海明(小説家) (@mianohara) March 6, 2019
〔日記〕春の花風邪 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/mEmQlNtpEn
noteを書き始めたところで時間切れ。あさつきへ向かう。日本酒としめ鯖。ヒグラシ文庫へ移動して、菊水の常温(ジロウは冷酒)。今日はまゆちゃん。海苔と鱈の湯豆腐、豚の生姜焼き。ジロウはまた花輪和一の本を買っていた。店主・中原蒼二の蔵書であったらしい。
帰宅して23時30分に寝る。