醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕スルメがあるような気がしてきた

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  • まがれば
  • お地蔵さまの
  • たんぽぽさいた
  • 山頭火

草が萠えだした、虫も這ひだした、私も歩きださう。

種田山頭火 其中日記 (五)

如月朔日、曇りときどき雨、春雷。

論理的思考を鍛えたいと思う。フレームワークとか、「そんな枠にはめた考え方なんて」と馬鹿にしていたけれど、思考を広げるためのとっかかりとして使えばいいのか。もっと素直になります。

論理だけではだめ、感性で書く文章も鍛えよう。このブログの日記は、ほとんど「日誌」と言っていいくらい、その日の事象を書き留めただけだけれど、感じたことを掘り下げて書くタイプの日記の公開も別の場所で始めようと企んでいる。

6時39分に起きる。早起きだ。風呂で本を読む。読んだ本は以下の通り。

『『天才』の教科書』は、感性と理性がどんなふうに関係しているのか確認したくなって読み返した。

『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』は、『21世紀の楕円幻想論』に近いテーマだったので読み始めている。

21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学

21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学

入浴時間は1時間48分1秒だった。

昨日からどす黒い血が少し出ているなあと思ったら、生理だったらしい。今回は変則的で、2周期分まとめて来た感じ。おまけに風邪までひいていて、鼻水は出るわ、咳は出るわ、経血は出るわでボロボロである。

それでも、気を取り直してGTDの週次レビューをし、満ち欠けPDCAの新月Planをやっているうちに調子が少し出てくる。ご無沙汰していた出版社さんに連絡して打合せの予定を取り付ける。別件で頼まれていた原稿を書いて送る。日記を書く。

インタビューの、自分にしか読めない手描きメモをデータに起こす。昨夜、「聞いたお話を思い出せなかったらどうしよう」と不安で飛び起きたから。ちゃんと覚えていた。よかった。

noteを更新するためにノートを整理する。暮六ツ時(啓蟄の関東は18時16分くらい)になったので仕事は終わりにする。まだ確定申告をやっているジロウを置いて、雨のなか買い物へ。寿司と酒と黒豆煎餅を買う。

昨日からどうしてもスルメが食べたかったのだ。でも、近所のスーパーには滅多に置いていない。とはいえ、駅前のスーパーに行くほどの体力と気力がない。

淡く期待しつつ、乾き物の棚を見る。そう、ここにはいつも置いていないことはわかっている。あきらめてさきイカでも買おうか、と一瞬思ったけど、いいや、なぜかわからないけれど、スルメがあるような気がしてきた。

季節ものの食材を置く特別コーナーに、ひとつだけありました。お正月用の残り? 神さま宇宙さま、ほんとにありがとう。感謝しながら雨のなか帰る。

まだジロウが確定申告していたので、独りお先に酒盛りを始める。『大奥』を読み返す。

大奥 13 (ジェッツコミックス)

大奥 13 (ジェッツコミックス)

ジロウのつくった肴を奪いつつ、21時16分に寝る。