醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕桜の花びらのような色をしていた

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  • 水田も
  • 春の目高なら
  • 泳いでゐる
  • 山頭火

はじめて蛙を見た、蛙よ、うれしいか、とんでゐる。
やぶれかけた心臓が私に自然的節酒ができるやうにしてくれました。

種田山頭火 其中日記 (五)

如月三日、晴れ。

風邪は回復に向かいつつあるみたいだ。春だし、のびのびとしたい!

6時19分に起きる。風呂で『愛でメシが食えるかって? 愛でこそ食えるんだよ』を読む。入浴時間は1時間21分22秒だった。

スパイスがふんだんに入ったものを食べて風邪をとばそうと、スパイスハウス ぺぺへ行く。ちょうど入店したタイミングで1階が満卓になる。マサラライスを堪能する。

御成スタバへ移動して小説を書く。村上春樹に倣って、毎日原稿用紙10枚弱(A4の用紙にして3ページ分)を書いてみることにする。今日は1時間半くらいかかる。頼まれていた原稿を書いて、日記を書く。

東急の100均で洗濯機につけるアミとキッチンの換気扇カバー、台ふきんを買う。文教堂でフリクションのインクと『風邪の効用』を買う。

風邪の効用 (ちくま文庫)

風邪の効用 (ちくま文庫)

トイレットペーパーとボックスティッシュを買って、両手に提げていったん帰宅。荷物を減らして再び出掛ける。

あさ月へ。ひな祭りに蛤のお吸い物を食べたくなったので、それっぽい感じに貝を煮てもらう。桜の花びらのような色をしていた。日本酒二杯、マスの酢〆。

釈迦へ行って一ノ蔵と蕎麦の実。勢いづいてヒグラシへ。菊水常温とマグロ中落ち。酔っ払って帰って22時45分に炬燵で寝落ち。