〔日記〕青江さん主演の舞台を観に行く
- そこらに
- 冬がのこつてゐる
- 千両万両
- 山頭火
今夜は多少の性慾を感じた、それがあたりまへだ、人間は人間でよろしい、枯木寒巌になつては詰らない。
種田山頭火 其中日記 (五)
2年前の3月10日の日記。他人目線で仕事をしていた。自分以外の誰かの為に尽くすことが「仕事」だとこの頃は思っていた。今は違う。仕事だって「自分で好きなように」進めればいい。
— 野原 海明 🖋 (@mianohara) 2019年3月11日
思うように進まないのが仕事である - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/mLxsgGDCb8
去年の3月10日の日記。出られなくなった芝居のポスターをぼんやりと見ていた。「せめて芝居だけは」なんて思っていたけれど、仕事ができないような状態で芝居ができるわけもなかったのだ。
— 野原 海明 🖋 (@mianohara) 2019年3月11日
〔日記〕名前の消えたポスター - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/TmTwj79x2H
如月四日、曇りのち雨。
Spotifyでプレイリストをつくる。その名も「Femme Fatale」。ファムファタル、フランス語で運命の女。男性ボーカルで、つれない女に向けて唄っている歌ばかりを集めてみる。
5時40分に起きる。風呂で『風邪の効用』を読む。入浴時間は1時間24分24秒だった。
野口晴哉『風邪の効用』を読む。風邪を引くと体が整う。風邪は病気というよりも、風邪そのものが治療行為である。風邪を完全に経過しないで治してしまうことばかりを考えると、普段の体の弱いところがそのまま残ってしまう。 風邪を引かない人は大病を起こしやすい。 https://t.co/P6ADaiNUBe pic.twitter.com/TeN3ZeXfPs
— 野原 海明 🖋 (@mianohara) 2019年3月10日
米を炊く。昼は納豆シラスかけご飯と、ネギと油揚げの味噌汁。
江ノ電から小田急に乗り換えて湘南台へ。呑み友達の青江さん主演の舞台を観に行く)。湘南台文化センターは、近未来的な建築だった。長谷川逸子・建築計画工房による設計とのこと。
鎌倉の呑み友達、青江薫さんが遊行かぶき「一遍聖絵」に主演として出演するというので、藤沢市湘南台文化センターに観劇に行く。ラストシーンのあの眼差し、忘れられない。
— 野原 海明 🖋 (@mianohara) March 23, 2019
遊行かぶきの金字塔「一遍聖絵」を観に行く - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/LfwKXESESC
芝居が終わると雨が降っていた。感想をぽそぽそジロウとしゃべりながら、帰りは地下鉄で戸塚から大船へ。月なみ屋に立ち寄る。李白、景虎、モツ煮、馬レバー刺、鴨の赤ワインソース。
鎌倉に戻る。日曜だけど釈迦が開いていた。ちょっといい日本酒をいただく。ローストビーフ(なんだか二人して肉が食べたい気分だったのだ)。
帰宅して『大きな鳥にさらわれないよう』を読む。
川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』を読む。脈絡がないようでいて、小さな糸で繋ぎとめるように連なっていく少しずつの物語。そこは未来の「日本」だった場所。生物ではないらしい「母たち」とは何なのか。単独で現れる「大きな母」とは? https://t.co/fQHAXLO4BC pic.twitter.com/VSIb6Ikg6S
— 野原 海明 🖋 (@mianohara) 2019年3月11日
23時31分に寝る。