醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕計算式をつぶやいている

f:id:mia-nohara:20190319164825j:plain

花ぐもりだ、身心倦怠。

種田山頭火 其中日記 (五)

如月十三日、くもり。

自分の行動を制限されることは、もうやらないようにしよう。手放す。自由になる。

7時33分に起きる。風呂で本を読む。読んだ本は以下の通り。

入浴時間は1時間4分41秒だった。

昼は銀座篝へ。つけSOBA。いつのまにかポイントカードが溜まっていて、半熟卵がサービスでついてきた。篝は、厨房にいる人たちが楽しそうなのがいい。

御成のスターバックスで頼まれていた原稿を書く。今日こそは書き上げなくてはならないと、集中モード。ジロウは都内か静岡の美術館に行きたかったらしいが、つきあって隣で日記を書いていた。先にコーヒーを飲み終わって、たらば書房にいたジロウと合流。自分の予定が崩れたせいか、不機嫌である。ずっと計算式を独り言のようにつぶやいている。

どこへ出掛けるのも、呑みに行くにも中途半端な時間である。計算式をつぶやく、上の空なジロウと小町通りを歩き、鶴岡八幡宮へ。源氏池のベンチでしばし座る。カラスが小首をかしげながら近づいてくる。人間に馴れているらしい。冬眠から目覚めた亀がぷかりと首を出していた。

あさ月へ。日本酒、鮟鱇の湯引き、サヨリ。大船ヒグラシ文庫のAZUMIさんのライブへ行くジロウと解散。釈迦へ。一ノ蔵。一杯奢ってもらって、通算二合。焼きタラコ、花山葵。ヒグラシ文庫へ。菊水常温。先日見た芝居の話で盛り上がる。

22時15分に寝る。