醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕エイとハイタッチして遊ぶ

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人生といふものは、結果から観ると、April fool みたいなことが多からう。
友情に甘えるな、自分を甘やかすな

種田山頭火 其中日記 (八)

如月廿六日、晴れときどき雨。

呑み屋に求めるものは、家庭料理ではない旨い肴と、気の利いた会話。

7時50分に起きる。風呂で『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』を読む。入浴時間は2時間10分54秒だった。

新しい元号が発表される。「令和」とのこと。ジロウに「そういえば、昭和ってどういう意味だったの?」と聞いてみる。
「みんなで一緒に言うの」だ、そうだ。

昼はランデブーデザミでランチ限定のカレー。黒板に書かれたメニューを懐かしく見上げる。そういえばあんまり立ち寄らなくなってしまったけれど、また夜にも顔を出したいなぁ。

江ノ電に乗って新江ノ島水族館へ。駅を出たらちょうどものすごい雨でよく濡れる。

今日はやたら魚たちが活発だ。春休みで、子どもが多いからだろうか? 子どもの「キャー!」という甲高い声は、水槽の向こうにもよく聞こえるのかもしれない。

エイとハイタッチして遊ぶ。それを見ていた隣のカップルも、一緒にハイタッチしていた。魚類とコミュニケーションがとれるのって、うれしい。

すっかり雨があがって幻想的に日が差している。初めて人とイルカのコラボレーションショー「ドルフェリア」を観た。程良くセクシーで、お父さんたちも喜びそうなショーだと思った。

閉館時間まで堪能。まだ明るいので江ノ島へ猫をモフりに行く。ひとまず弁天さまへご挨拶。辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)さまへ、厳島神社へも行くことをお伝えする。

裏道散策。猫は触らせてはくれないけれど、出会うと「にゃー」とよいお声で挨拶してくれる。

江ノ電で鎌倉に戻る。新生ひら乃へ。熱燗、樽酒、バラ、レバー、ヤゲン、ツクネ、トリネギ。ヒグラシ文庫で菊水常温。買い物しつつ帰る。帰宅してちょっと呑んでから23時15分にぱったり寝る。