醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕決まった時間に決まった場所へ行く仕事は、すぐにイヤになってしまいそうで

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よい酒をよばれて、そのまゝ泊めて貰つた。
悔いのない酒、さういふ酒でなければならない。

種田山頭火 其中日記 (八)



弥生四日、雨のち晴れ。

自分の殻を破りたいと思って飛び込んだ芝居の世界だったけれど、結局はまた別の殻を厚くしただけで終わってしまった。まっすぐな人たちと一緒にいると、自分の曲がったところが見えてくる。そんな部分を隠そうとしないで、大いに曲がったままで一緒にいられればよかったのだ。

4時54分に起きる。まだ暗い。風呂で『あちらにいる鬼』を読む。入浴時間は51分56秒だった。

ブックオフの宅配買い取りをお願いする。爽やかな佐川急便のお兄さんがやってきた。昼はジロウの買い置きのカップヌードルシーフード味を奪う。溜まっていた旅行中の日記を書く。



GTDの週次レビューと、満ち欠けPDCAの新月Planをやる。小説を書く。

ジロウと家を出る。ゆうちょで手続きをし、島森書店で青のインクを買う。島森はアルバイトを募集している。本屋さんって、一度働いてみたかった。心が動くけれど、決まった時間に決まった場所へ行く仕事は、すぐにイヤになってしまいそうで躊躇う。

とのやまへ。越の誉常温、ハツ、スナギモ、トリ、レバ、シロ。新幹線と喫煙の話。東海道新幹線には、まだ喫煙車があるのだそうだ(喫煙ブースがあるのは知っていたけれど)。

ヒグラシ文庫、筍へと流れる。「ミアちゃんって、ぜんぜん野菜食ってなさそうだよね」とサノタローに心配される。珍しく頼んだ一人前の定食を肴仕様にしてもらい、奪い合って食べる。

帰宅して22時53分に寝る。