醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕依頼受けて書いたりとかしてるんだ

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  • わいてあふれる
  • 湯のあつさ
  • 汗も涙も
  • 山頭火

酒があるから酒を飲んだ、飯はないから食べなかつた、明々朗々である。

種田山頭火 其中日記 (八)



弥生十二日、晴れ。

悩んだ結果、旅に持って行く用のパソコンはSurface Goではなくて、One-Netbook OneMix 2S にすることにした。7インチの画面が小さすぎないか不安だが、いざとなったらiPadのアプリ「Duet Display」を使って画面拡張すればいいのだ。

Duet Display

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  • Duet, Inc.
  • 仕事効率化
  • ¥1,200

8時58分に起きる。風呂で本を読む。読んだ本は以下の通り。

遅めの昼はジロウと鎌倉かつ亭あら珠へ。リブロース定食。ジロウはロース定食。リブロースのほうがボリュームがあってやわらかい感じ。普通のロースでちょうどいいかも。岩塩で食べられるのがうれしい。

御成のスターバックスへ。日記を書く。

小説の続きを書こうと思ったけれど、基本に立ち返ろうと、『書きあぐねている人のための小説入門』を読み返す。

GTDの週次レビューの続き。残りは満月の日にやろう。19時35分に切り上げて、ヒグラシ文庫へ。今日はまゆちゃん。菊水冷酒二合、めかぶ納豆、黒はんぺん。TさんとYさんが亡くなったことを聞かされる。死にそうもない人がさっくり逝ってしまう昨今である。

Iちゃんに、「ジロウさんはこれから、毎日久里浜まで通って店やるの?」と聞かれる。

「毎日は通わないと思うよ。お店をやるとしても、自分ではやらないんじゃないかな」
「……海明ちゃんの仕事のほうは順調なの?」
「ぼちぼちかなー」
「じゃあ、依頼受けて書いたりとかしてるんだ」
「そういうのもたまにはあるけれど、極力減らそうと思って」
「えっ? じゃあ、仕事するよりも呑んでる時間のほうが長いってこと?」
「……えーと、そういうことではなくて、他人から注文をもらわなくても、自分で書くことを仕事にする方法はあるんだよ」

私も、前は「働く」「仕事する」ということは、自分が汗水たらしてお店に立ったりだとか、営業して注文をもらって書いたりすることだと思ってた。頑張ってやること、誰かから仕事をもらうこと……でも、そのどちらをやらなくても、仕事はできることを今は知っている。

ジロウと待ち合わせて帰宅。Apple Watchのトランシーバー機能がうまく作動しなくて、結局電話でアンヌ隊員ごっこをした。しばしゲームに興じて23時1分に寝る。