醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕金沢動物園から絶景を堪能する

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緑平老から旅費を送つて貰ふ。
ありがたしかたじけなし。
孤独な散歩者として。――

種田山頭火 旅日記



卯月三日、晴れ。夏のような日射しだけど、夕方からヒンヤリとした風。

誰かとコミュニケーションをとろうと思ったとき、お茶をしたり一緒に食事したり、呑みに誘ったりするわけだけれど、そういう飲食を伴わなくても、たとえば一緒に散策したりすることで、話ってわりとできるものなのだなと思う。

6時14分に起きる。風呂で本を読む。読んだ本は次の通り。

入浴時間は51分36秒だった。今日はジロウのめでたい日なので、真っ赤なワンピースを着る。駅前のスターバックスでちょっとコーヒーを飲んでから出発。逗子から京急に乗って金沢文庫へ。打ち合わせに向かうジロウと一時解散して、駅前を散策。商店街の日高屋で、味玉とんこつラーメンで軽く腹ごしらえ。ドトールでちょっと仕事。

ジロウと集合。なぜか駅前でばったりHさんに会い、ジロウを紹介する。バスに乗って金沢動物園へ。東京湾越しに千葉の山々まで見える。絶景だ。なぜか、久里浜の居酒屋さんのおねえさんにもばったり会う。GW明けの動物園は人が少ない。散策道では、めったに人とすれ違わない。

堪能して、歩いて駅まで戻る。途中、手子神社さんへジロウが長らくお世話になったことのお礼の挨拶。祭神は大山祇神さま。裏の洞窟には弁天様がおられるらしい。遠くから手を合わせたら、洞窟内の明かりが灯った。

商店街の喫茶店でしばし休憩。アールグレイ。ジロウはアイスティー。お酒も各種おいてあって、お料理もどれも美味しそう。喫茶店とスナックとレストランの中間みたいな店だ。17時半になったので、ジロウが住んでいたときよく通っていたという「焼き鳥 修」へ。驚異的な日本酒の品揃えである。お通しの串はエビ。シロレバー、月見つくね、ヤゲン、鳥刺し盛り。田酒の山廃、純米酒。ジロウの門出を祝って乾杯する。

鎌倉に戻ってヒグラシ文庫へ。菊水冷酒、肉じゃが。ほろ酔いで帰宅して21時45分に寝る。