〔日記〕怒りにまかせて買い物を堪能する
- さみしい道を
- 蛇によこぎられる
- 山頭火
笠から蜘蛛がぶらさがる、小さい可愛い蜘蛛だ、彼はいつまで私といつしよに歩かうといふのか、そんなに私といつしよに歩くことが好きなのかよ。
種田山頭火 行乞記 (三)
2年前の6月19日は板橋区のみなさんと明治大学和泉図書館に視察へ。こうして見ると、よくとんがっているなぁ。
— 海明(ミア) (@mianohara) June 21, 2019
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去年の6月19日は「小田原城アートnow 2018」を観に行く。紫陽花といえば鎌倉が有名だが、小田原城が実は穴場だと思う。
— 海明(ミア) (@mianohara) June 21, 2019
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皐月十七日、晴れ。
先日ヨドバシカメラに行った時には、「即決」するエネルギーがなかった。一度、物と対話する時間が必要だったのかもしれない。
6時45分に起きる。風呂で『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』を読み終わる。
渕上真由『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』を読み終わる。自撮りするときのスマホの持ち方。中指と薬指はスマホの背に回す。人差し指と小指で本体をはさむ。シャッターは親指で押す。スマホの位置は上げる。顔は上を向けず、目だけで画面を追う。https://t.co/pr0TDsLdLl pic.twitter.com/pWipETRQRk
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生理が近いせいか、大変気が立っている。私の大事な本棚の前に、ジロウのギターやらアンプやらが床置きされているのが気にくわない。起きて来たジロウに八つ当たりしつつ、早々に家を出る。
まずは大船ルミネで、レモンの雨晴兼用傘を買う。レモン色、なのではなく、全体がレモンを輪切りにしたような柄なのだ。同じタイプのスイカの傘も愛用している。
to/one(トーン)の夏季限定ハイライターも買う。レモンづくしだ。なんと、最後の一個だった。
そのままサクッと横浜へ出る。ICレコーダー(SONYのIDC-TX650)とカメラのおくるみ(ALTA WRAP)、スカーフ風ストラップ(サクラカメラスリング)を買う。
ほくほくと大船に戻って、UNIQLOでスカンジナビアンパターンコレクションのショートパンツを買う。五右衛門でお昼。ウニとイクラのスパゲッティ(塩がきつくて風味を感じず残念)。
家に戻って落ちついて仕事をしようと思ったら、出かけたときのままの状態でジロウがギターを弾いていてさらにイライラする。再び出かける準備をする。
さっそくカメラのストラップをスカーフ風のサクラカメラスリングに付け替えようと開けてみたら、展示されていたものと形状が違う。私が欲しかったのは「カメラスリング」だが、買ってきたのはスマホやパスケース用の「ネックストラップ」であるようだ。
↓ こういうやつ。
怒りがさらに高ぶる。普段、電話なんて超嫌いで、よっぽどのことがなければ自分からかけることはないのに、ワナワナとヨドバシカメラに電話する。
「展示されていた見本と、販売されていたパッケージのものと、形状がちがったんですが返品できますか?」(ワナワナしつつ、声はにこやかに)
確認してくれた。どうやら私が「見本」だと思っていた吊り下げられていたものが商品本体であり、それをそのままレジに持って行けばよかったらしい。ええいっ、まぎらわしいんじゃ! ……と怒りたいのを抑えて、「それじゃあ、これから交換にうかがいまーす」と明るく切る。
本日二度目の、自宅から横浜ヨドバシへ。無事、欲しかったものと交換してもらえました。よかった。
なんか悔しいので、東急ハンズに寄ってペンケース(SMA・STA)と名刺入れを買う。
緑色を買ったら、「斜めに切った竹」みたいで、中からかぐや姫が出てきそう。名刺入れは、50枚がさっと入る頑丈なアルミケースのやつです。
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帰りの電車、ボックス席にひろびろ座れたので、いそいそとカメラストラップをつけかえる。もう仕事する気が削がれたので呑みに繰り出すことにする。
ヒグラシ文庫へ。今日は聖子さん。「夏休みの小学生が着た」と言われる(麦わら帽子にカメラ提げてたからか)。菊水冷酒二合、マグロ中落ち、鶏ももローズマリーソテー。
Tちゃんの小学生の娘の話を聞く。
「なんかものすごく正義感強くてさぁ、『ママ、地球人なんだから、ちゃんとゴミは分別しなきゃだめでしょ!』とか言うのよ」
そういえば彼女のお嬢さんは、一度ヒグラシに来た時、外の階段に座って「まったくオトナってのはしょうがないんだから!」と独り言を言っていたなぁと思い出す。彼女も人間世界にいまいち馴染めない生物なのかもしれない。
ケンタッキーで創業記念のオリジナルチキン5ピース1,000円セットと枝豆、ロング缶のビールを2本買って帰る。怒りにまかせて気持ち良く買い物(というか、狩り)を堪能した一日だった。
帰宅したらまだジロウが家にいる。しかたないのでケンタッキーを一本とビール一口をゆずる。「早く出かけてきなさい!」と追い出して、独り晩酌。『海獣の子供』を再び読み返す。
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2回目に突入して、ようやく壮大なストーリーの秘密がつかめてきた感じがする。0時1分に寝る。