〔日記〕よく揺れてちょっと酔った
- いつしよに伸べた手
- 白い手恥づかしい手
- 山頭火
私は貧乏を礼讃するものではない、しかし私は私の貧乏に感謝しなければなるまい、私は貧乏のおかげで、食物の好き嫌ひがなくなつた、何でもおいしくいたゞくことができるやうになつた、そして貧乏のおかげで今日まで生き存らへることが出来たのである、若し私が貧乏にならなかつたならば、私は酒を飲みたいだけ飲んで、飲みすぎつゞけて、そのために死んでしまつたであらうから。
種田山頭火 行乞記 (三)
2年前の今日は、ワークショップの下見に旧天竜市へ。うねる川は本当に龍のようだ。まちの至るところに龍にまつわるものがある。清い水が流れている。
— 海明(ミア) (@mianohara) July 3, 2019
〔日記〕龍の棲むまち - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/RdpXKl0Rrh pic.twitter.com/p64zAvAR8V
去年の今日は本覚寺をお参り。日蓮宗つながりで、妙本寺へも足を伸ばしてみる。総門を出たあたりで、猫に呼び止められる。しばし、にゃごにゃご呼び合う。
— 海明(ミア) (@mianohara) July 3, 2019
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水無月朔日、曇りのち雨。
熊楠が使っていた、手前の日本の脚を短くして使いやすくした机が羨ましい。私はあえて斜めに傾けなくてもいいけれど、資料を盛大に拡げられる大きな仕事机が欲しい。
6時30分に起きる。ユニットバスでざっとシャワーを浴びて、ホテルの朝食をいただく。「朝食が美味しい」というレビューのビジネスホテルだったが、うーん……。
ちなみに、私が一番好きなホテルの朝食は、別府のホテルアーサー。最上階がレストランで見晴らしが良く、テーブルについてから卵を調理してくれる。アーサーは温泉の泉質も好みだ。
しばらく部屋でデスクワークしてからチェックアウト。電車で関西国際空港を目指す。空港の本屋でONE PIECEの最新巻をゲットする。うれしい。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
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- メディア: コミック
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パソコンデスクで、溜まっていた日記を更新する。
そろそろGTDのプロジェクトを整理して、ずっと動いていないタスクを振り分けよう。
— 海明(ミア) (@mianohara) July 3, 2019
〔日記〕動いていないタスクを振り分けよう - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/WMve2nWgUA pic.twitter.com/dYwDliUhPm
ジロウに指輪が戻ってきたことを自慢する。「龍が中原さんをあの世まで送って帰ってきたんだねえ」とジロウがしみじみ言う。指輪には厳島弁財天の龍神が刻まれている。
— 海明(ミア) (@mianohara) July 3, 2019
〔日記〕なくしてしまった指輪が出現している - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/SSixvxsGNB
「ちゃんと死んでた?」
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「うん、骨壺があった」
「でもさ、誰も死んだとこも遺体も見ていないんだよね」
「そう」
「死んだ死んだ詐欺、だったりして」
〔日記〕プロデューサーは嘘をつくのが仕事 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/ZKKAgS2aay
「鎌倉パスタ」でお昼。ウニとイクラのクリームパスタを単品で。保安検査場を通過し、搭乗口前で再び日記の続きを書く。
常吉さんは、8年前にヒグラシ文庫でライブをしていたときによく唄っていた曲をたくさんやってくれた。つまり、中原さんが好きだった唄たちを。
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〔日記〕石川浩司と鈴木常吉のライブを聴きに新松田のnikaへ行く - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/xwMMOg2uF5
帰りの飛行機はよく揺れてちょっと酔った。無事羽田へ着陸。電車を乗り継いで鎌倉に戻る。駅でジロウと合流。いったん家に帰って荷物を置き、ジロウに土産を渡す。南方熊楠が描いた「南方マンダラ」のTシャツと、熊楠の顔のイラストが入った巾着袋。
再び駅前で解散してヒグラシ文庫へ。今日は聖子さん。菊水冷酒三合、マグロ中落ち、鮎の山椒煮。帰宅して0時45分に寝る。