〔日記〕「みんぱく」こと国立民族学博物館へ特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」を見に行く
門外不出、もちろん酒なし。
種田山頭火 其中日記 (一)
去年の今日の日記。
— 海明(ミア)💎 小説家/パワーストーンヒーラー (@mianohara) September 30, 2019
A6サイズのノートとスケッチブックを使い分けていたけれど、大きなスケッチブックはそんなに必要ないのかもしれない。見開きA5のその中で世界は広がる。
〔日記〕文庫本の中に壮大なSFが詰まっているように - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/ldbeioIj0W pic.twitter.com/7QFfWj04ts
長月二日、曇りのち晴れ。今日も夏日。
「ジロウが同居している女友達と一緒に風呂に入ってしまう」という夢を見る。それを何故かタクちゃんに「風呂だけなわけないわよねえ」と相談している。
「いやあ、でもそういうのって私もやってきたことだし、仕方ないと思ってるだ。報いだよね、うん」と言いつつ目が覚める。なんだそれ、正夢なの?
7時5分に起きる。睡眠効率100%、睡眠時間は8時間50分。ものすごくぐっすり眠ったらしい。目覚めて窓を開けたら、わりと森だった。
旅館の朝食のような和定食をいただく。お粥が美味でした。
バレットジャーナルの葉月のタスクを長月に移し替えてからホテルをチェックアウト。千里中央駅の大阪モノレール改札内ロッカーに大きい荷物を預け、万博記念公園駅まで移動。
初めて見る太陽の塔は、遠くから見るとでかすぎて怪獣の趣があった。
もうちょっと近くで見るとこんな感じ。後ろに万博当時の柱が残っている。
一緒に記念撮影をしたら、奇跡のツーショットが撮れた(自撮り)。
(後日、鎌倉の呑み仲間サトケンさんが「シリーズ化すればいいのに!」と言う。実はすでにシリーズ化してるのですよ……)
(大シーサーと私 ↓)
(ピグモンと私 ↓)
(大船観音と私 ↓)
さて、お目当ては「みんぱく」こと国立民族学博物館の特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」。南方熊楠の頭の中に迷い込んだような世界……。
みんぱくでは、特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」を2019年8月29日(木)から開催します。
— 国立民族学博物館 (@MINPAKUofficial) July 25, 2019
奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合する特別展ですが、本日は特別展用に作成した動画をご紹介します。https://t.co/lg6UEZciqu pic.twitter.com/1DMB8C4j0B
『海獣の子供』が映画化された五十嵐大介さんのコラボ原画も展示されている。
特別展「驚異と怪異-想像界の生きものたち」チラシは4種類!
— 五十嵐大介お知らせ (@igadaioshirase) July 24, 2019
見かけたら手に取ってみてください。
五十嵐はエンブレムや展示、図録、グッズでもお手伝いさせていただいてます。#驚異と怪異 は #大阪万博公園 内 #国立民族学博物館 にて。2019年8月29日から!詳しくは→ https://t.co/u31Iv77J0P pic.twitter.com/8jccbFdgou
特別展「#驚異と怪異-想像界の生きものたち」本日から!#大阪万博記念公園 内 #国立民族学博物館 で11/26まで。詳しくはこちら!→ https://t.co/u31Iv77J0P#五十嵐大介 描き下ろしイラスト「驚異の行進曲(マーチ)」原画も展示しています!#ディザインズ で見たことあるヒト?も…。
— 五十嵐大介お知らせ (@igadaioshirase) August 29, 2019
原画(部分)より pic.twitter.com/Te6e89GB8N
「第一部:想像界の生物相」では、想像上の生き物の生態系を「水」「天」「地」に分けて展示している。「水」は、たとえば人魚。世界各地で描かれたり彫刻にされたりした人魚が並ぶ。こんなに世界中で想像(創造)されているなら、本物が実在してもおかしくないのでは、なーんて思ってしまう。イヌイットの版画による人魚がキュートでした。ちょっとアザラシみたいな感じで。畦地梅太郎の版画を連想させる。
展示には、日本で獲られ(作られ?)て、海外のコレクターのもとに輸出されていた人魚や河童のミイラも。X線写真も並んでいる。子猫サイズのツノの生えた頭蓋骨は「猫鬼」のもの。1本ツノと2本ツノの種族がいて、どちらも階層が上がるとツノ無しに進化するらしい。つるっとしていたほうが偉いのか……。
幻獣と仄暗い不思議世界 大阪・国立民族学博物館 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」 | 大阪府 https://t.co/yi6pGyHxjn
— 国立民族学博物館 (@MINPAKUofficial) September 24, 2019
階段を昇って「第二部:想像界の変相」は、「聞く」「見る」「知る」「創る」のセクションに分かれている。「聞く」はたとえば、黒い布に包まれた暗い空間に謎の音が響き渡る。音は表音語化された「ひらがな」になって、立体的に空間の中を飛び回る。自宅に欲しい仕掛けだった……。
音の正体は、日本の各地の祭事。化け物に扮装した男が子供を襲う祭り。戸をみんなでバンバン叩いて神様を呼び出す祭りなどなど。種明かしもまた面白い。
堪能してみんぱく内のレストランでお昼。本格民族料理が食べられるのだ。特別展とのコラボメニュー、まさにドラゴンのかたちをした「ドラゴンロール」も気になったけれど、スパイスの香りに惹かれて「マッサマンカレーランチ」にしました。
今日のお昼は 国立民族学博物館内のレストランみんぱく で…
— sunny (@OreSunny) September 27, 2019
折角 「特別展 驚異と怪異」でキワモノ⁈見たから キワモノ食べとこ…
ドラゴンロールだって…海外の寿司屋行ったら出てくるヤツ。 pic.twitter.com/7bbqbUodlw
気合いを入れて常設展も堪能。入り口はオセアニアで、世界中の民族のアイテムを堪能。ありとあらゆる国の楽器が集まるコーナーとか、とても楽しい。
インドの展示では、ミラーを布に縫い込む手順が展示されていた。
世界中の文化をぐるりと巡り、最後はアジア、アイヌときて日本(ヤマト)、沖縄。わりと駆け足でまわったはずなのに、3時間以上経過していた。
それではそろそろ帰りましょう。太陽の塔の背中を眺める。
背中側の顔にも、鼻筋が通っているんだね。
大阪モノレールで千里中央に戻り、コインロッカーから忘れず荷物を取り出す。御堂筋線で新大阪へ。EX予約でサクッと新幹線の特急券を予約し、スムーズに乗り込む。パソコン仕事をしようと思っていたけれど、途中であきらめて爆睡。新横浜で降りたつ。改札をスムーズに出られない。Suicaのチャージが100円を切ると、オートチャージにならないらしい。1,000円をチャージして無事通り抜ける。
鎌倉へ戻り、筍へ。土佐鶴二合、鮭とイクラの紅葉漬け、源氏山の銀杏、栗ごはんに味噌汁。あっちゃんが「海明ちゃんの今日の注文は、まさに秋って感じだねー」としみじみ言う。
帰宅したら、16時から呑み歩いていたというジロウがギターを私の布団の上にほっぽり出したまま、ソファーで寝落ちしていた。もそもそ起き出してサッポロ一番塩ラーメン(ちりめんじゃこ入り)をつくるが、半分も食べきれずに捨てようとするので、奪って美味しくいただく。23時に寝る。