醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕「人間別府」と呼んでいる

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  • 出かけようとする
  • 月はもう出てゐる
  • 山頭火

何を食べてもうまいといふ事と、何を食べてもまづいといふ事との間には、天と地との差、東と西との隔りがある。

種田山頭火 其中日記 (七)

神無月廿三日、晴れときどき雨。

後でじっくり読もうと思ったウェブ上の記事をEvernoteに溜めまくっている。落ち着いて読む時間をなかなかとれない(他の仕事をするのが楽しすぎて)。

6時17分に起きる。睡眠効率85%、睡眠時間は7時間1分。

アメブロの下書きに熱中する。買い物に行って、昼は玄米、カツオフレークの缶詰、キャベツの七味漬け、塩昆布豆、長ネギの味噌汁。

帰宅してアメブロの下書きの続き。

新しい原稿依頼を頂戴する。電話でちょっと打合せ。書きはじめたら楽しくなりすぎて、3時間強ぶっつづけで集中する。途中、煎餅を囓って脳みそにエネルギーを補給。

書くのは本当に楽しい。書き始めるまでは、「原稿やだー、めんどくさーい」と思っているのだけれど、一度書きはじめてしまったらもうやめられない。テレビゲームで徹夜する子どもみたいな状態になる。脳みそからジワーッと汁が出てくる感じ。最後は白い煙がプシューッと出る。これを私は、「人間別府」と呼んでいる(湯けむりとか、間欠泉のイメージ)。

結局、他のデスクワークをほっぽって書きまくってしまった。17時47分、ぷすんぷすんぷすん……と切り上げる。

買い物へ出掛ける。ヤゲン軟骨のリベンジ(昨日は売り切れだった)。ありました、ありました。まるで私の為のように、ヤゲンばっかり超大量に残ってました。ヤゲン4本、塩皮2本を買ってほくほくと帰る。日本酒は「あさ開き」にした。

焼き鳥とスルメ(ようやくお腹の調子が戻って、消化に悪そうなものも食べられるようになった。うれしい)を肴に、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を見る。

調子にのって4合くらいスイスイと呑む。帰ってきたジロウに、「私って文章上手いのかもしれない」と自慢する。

23時30分に寝る。