醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕屋台をひやかして源氏池の周りをぐるっと散歩

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  • おみくじひいて
  • かへるぬかるみ
  • 山頭火

だいぶ酔うて街へ出た、そしてまた彼女の店へ行つた、逢つたところでどうなるのでもないが、やつぱり逢ひたくなる、男と女、私と彼女との交渉ほど妙なものはない。

種田山頭火 行乞記 三八九日記

師走十一日、晴れ。

仕事場をきちんと自分好みに整えると、家も整えたくなる。相乗効果。

8時22分に起きる。睡眠効率84%、睡眠時間は9時間7分。

なんだか風邪っぽい。ジロウの正月風邪がうつったのかもしれない。

栄養をつけたい気持ちになり、あら珠へ。黒豚ロースカツ定食(一番高級なやつ!)をピンクの岩塩でいただいた。

カウンターの隣の席は、80歳くらいの爺さん。食べ終わって、普通に隣りにいる人に話しかけるみたいに独り言を言う。

「ああ、美味しかった。これで一日のカロリーが採れました。今日はもう何も食べなくてもいいでしょう。……おかあさんにも、美味しいものを食べさせたかったなぁ」

奥方を最近亡くされたのだろうか。独りきりの正月の贅沢なんだろうか。泣かせるじゃないか。

仕事場へ行って取材の下準備。ジロウと待ち合わせて鶴岡八幡宮へ初詣に行く。しかし、まだ大行列だったので、屋台をひやかして源氏池の周りをぐるっと散歩して、初詣には後ほど訪れることにした。

舞殿では雅楽が演奏されている。雅楽に合わせて、楽しそうにカラスが合いの手を入れている。

仕事場へ戻る。ジロウは御成のスタバへ。15時30分からジロウのヒーリング(セッション3:チャクラの活性化)。ジロウはそのまま久里浜へ。私は仕事のまとめをして17時28分に切り上げる。

ヒグラシ文庫へ。今日はまゆちゃんとみおちゃん。菊水2合、ブリ刺、セセリ焼き柚子胡椒、浅漬け。

駅でジロウと待ち合わせてとのやまへ。越の誉一合弱。ツクネ、バラ、焼きにんにく。

よく見かける、激しい酔っ払い方をする爺さんにハグを求められるので応じる。「ちゅー」もしてこようとするので、「キモっ」と押しやる。見事によろけて転んでいた。酔っぱらった爺さんは足腰ほんと弱いんだよね……気をつけよう。

22時15分に寝る。2時頃、ちょっと熱が出て目が覚める。なかなか寝付けない。取材までに治るように願をかける。