醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

G:アート/芸術

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(3)

講義4■木村浩(筑波大学)展示とデザイン 日本で最初の公営の博物館は、東京国立博物館(東博)。その東博が定めるところでは、日本で最初に行われた博覧会は、1872(明治5)年3月に湯島聖堂で開催された陳列会。ウィーンの万博に出展するものを選べるための…

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(2)

講義まとめの続きです。毎回企画展を考えるのは大変。予算的にも大きな負担になる。そこで、東京学芸大学の学生らによって、手軽に巡回展のできる小さなユニットの展示を制作している。

日本展示学会の「展示論講座」を受講しました(1)

日本展示学会の「展示論講座」に参加してきました。会場は東京国立博物館の黒田記念館。参加者は、お話できた中では北は秋田県から南は宮崎県まで。博物館・美術館の学芸員だけでなく、水族館の学芸員や図書館司書も参加されていました。講義中に取っていた…

桃山邑 TALK EVENT -世界劇場としての、藝能・寄せ場・天皇制-

水族館劇場という名の劇団がある。おれはその劇団のことを立ち呑み屋でたまたま知った。しばらく活動を止めていたその劇団は、フクシマの後、ひっそりと、再び動き出した。何トンもの水が一斉に流れ落ちる。その派手な舞台で水族館劇場は知られている。演出…

桃山邑 TALK EVENTより、覚え書き

銀座のクオリア・ジャンクションへ、水族館劇場*1の桃山邑さんの講演を聴きに行って来た。以下、メモより。後ほど纏めますが、ひとまずは箇条書きにて。 ファシズムに傾きつつある日本 リセットできない世界 希望を萎えさせるような出来事 フクシマ これから…

イワサキタクジ新作展「ヒトと紙片、ソレ以外のモノ」

イワサキタクジ氏(勝手にイワタクさん、と呼んでいる)の新作展に行く。ドローイングと幻燈会。鎌倉は長谷の光則寺。幼稚園の、今はおかあさんたちの寄り合い場所として使われている旧園舎へ。 入り口の様子を外からこっそり撮影。 遠くからでもこの三角形…

使徒のルイルイ

昼過ぎまでごろごろとしている。 布団が気持ちいい秋の風。 そーめんちゃんぷるー、紅茶。 日が傾くのが早くなった。西御門サローネへ、イワサキタクジ氏の個展「見上げる夜空に 使徒のルイルイ」を見に行く。 鎌倉に棲んで三年になるけれど、西御門まで足を…

L PACK 小さな家 @blanClass

blanClass*1で開催中の、L PACK[小さな家]*2というイベント? パフォーマンス? におじゃましてきた。 blanClassは、横浜市港区の住宅街のなかにひっそりとある。民家と民家の間、細い小さな石段。両脇には隣家から生えて来た大きな庭木が生い茂り、柑橘系…

横浜美術館

昼頃まで部屋でごろごろ。 海鳴の柚子絡めそば。桜木町へ。奈良美智の個展を観に行く。 横浜美術館コレクション展の方は撮影可だった。美術館のあちこちでシャッター音。たくさん絵や彫刻を見過ぎてヘロヘロする。 野毛へ繰り出す。 イタリアンでスパークリ…

久保田潤『南中島』

クボヂュンこと久保田潤さんの個展『南中島』*1のポストカード? 画集? を見せてもらった。一連の水彩画はちいさなおはなしになっている。クボヂュンの描く絵は、青がとてもきれい。とけてまざりつつあるクリームソーダ(メロンソーダじゃなくて、ブルーハ…

さすらい姉妹「ロストノスタルジア-蛍の残存」を観に寿町へ行く

ヒグラシ文庫*1のスタッフになり、水族館劇場*2という劇団と出逢った。普段は駒込の大観音を拠点に野外劇を繰り広げている彼らが、逗子ヒグラシ文庫で演じてくれたのだった。大仕掛けの野外テントが有名な彼らは、なんと俳優ら自らがボンタン穿いて舞台を組…

井野蛙村さんの詩書画を見てきました。

高崎シティギャラリーへ、井野蛙村(いのあそん)さんの展覧会を見に行ってきました。詩書画を嗜んだ蛙村さんは、私の遠い親戚でもあります。シティギャラリーの展示スペースに収まりきらないくらいの、たくさんの作品! このまま美術館が一つ出来てしまいそ…